歌碑『碓氷の春』
8:50発。歩き始めてすぐに旧18号線の下をくぐると、そこに北原白秋の歌碑『碓氷の春』があった。
『 うすいねの 南おもてと なりにけり
くだりつつ 思ふ 春のふかきを 』
1号トンネル
目の前に1号トンネルの入り口がぽっかりと開いている。馬蹄形,レンガ張りの単線トンネルは私の郷里にもあった。その狭いトンネルに真っ黒い煙を残して列車が吸い込まれて行くのを幾度見たことか・・。
明日に向かう通路だったはずのものが過ぎ去った時代にいざなう道になってしまった。列車に乗って通過しこそすれ、歩くことなど許されなかったその道が、今は歴史を遡る道として目の前にある。
1号トンネルを出ると左手に『中山道⇒』と書かれた標識が現れる。木段を登り土手の上に出てトンネルの上を反対側に移動し、併走する旧18号線を渡るとそこが中仙道碓氷峠越えの入り口であるが、先ずは終点のめがね橋をめざす。
1号トンネルから400mあまりで2号トンネルに到達。2号トンネルは傷みが激しいらしく上半分がコンクリートの皮膜で補修されている。100mほどのそのトンネルを抜けて300m先で再び国道の下をくぐり、200m歩くと3号トンネルだ。
3号トンネルからは4号トンネルが見える。いや、よくよく見るとその先に5号トンネルの入り口まで見えていた・・。
一番長い5号トンネルの仄暗い灯りの向こうに出口が見えてくると、そこが終点のめがね橋だ。
トンネルの先には6号トンネル,そこから先は進入禁止となっているが、強引に入って行く人がいるらしい。
財団法人碓氷峠交流記念財団と碓氷峠鉄道文化むらは、次のような警告を発している。
〜旧信越本線 碓氷線(横〜軽)の鉄道用地立入厳禁について〜
『 標題用地は、安中市の所有地となっております。碓氷峠鉄道文化むら〜軽井沢間の列車運行計画は現在進行中であり、本用地への立入は非常に危険であり、また本計画の阻害となりますので、用地内への立入は固く禁止します。〜以下略 』
碓氷線復活プロジェクトと言う運動があるらしい。
入りたい気持ちはわからなくはないし自分も入ってみたいのはやまやまだが、もしそこで事故が起こったら復活計画そのものが打撃を受けるのは明らかである。
運動の妨げになることは慎みたいものだ。













