上信越道下を通過/まっすぐな長い道
8:00,碓氷関跡から再出発。およそ1kmは続くかと思われるまっすぐな道の行く手6〜700m先の上空に高く聳える上信越道の巨大なつり橋が見えてくる。15分でその真下を通過。抜けるような青空を背景に時代の申し子のような高速道路の巨大なタワーが廃線の架線を睥睨し、踏みつけている。踏みつけられた足元から睨み返す者がいることを刻んでおくのだ。
吊り橋を越えてもなおまっすぐな道が続く。
古びた信号/頭上には架線がある
サイドの送電線から電車の真上の架線に電気を導入する
架線をたるませないように引っ張る重石/絶縁用の碍子
アプトの道は、2本ある線の一方(上り線)の軌道に、レールの上面に合わせてアスファルトを敷き詰めて歩道にしたものなので頭上には架線がそのまま張られている。
架線を吊り下げるためのワイヤーの張り方や、電車の真上にある架線に軌道の両サイドにある送電線から電気を導入する仕組み(特にカーブする部分),架線がたるまないようにピンと張るために電柱に設けられた重石と重石を引っ張るワイヤーと架線との間にある絶縁のための碍子の関係等,電車の架線と言うものがどのように張られて電気がどのように導入されているのか、その仕組みをじっくり観察するいい機会になり面白かった。
線路の両脇の土手はきれいに草が刈られ、所々に保線作業の内容を書いた看板が立てられていて、線路内や周辺斜面の異常,樹木やの様子から排水溝の水の流れにまで気を配る作業の様子から、碓氷線復活にかける並々ならぬ決意が伺える。
レンガづくりの変電所
1.2km続いた直線部分が終わり、線路が緩やかに左にカーブする辺りの右手に古いレンガ造りの建物が現れる。これが丸山変電所。
左手にはトロッコ列車『シェルパくん』の停車駅が設けられている。(8:25通過)
丸山変電所の辺りから線路は大きく左にカーブし、まもなく霧積川と言うきれいな川を渡る。森村誠一の『人間の証明』で知られた霧積の名は、長野県境の霧積山塊と呼ばれる山々(一ノ字山、留夫山、鼻曲山、剣の峰)で年間を通して霧の発生が多いことに由来するものと思われる。
峠の湯 シェルパくんはここまで
8:40,碓氷峠の森公園の一画にある峠の湯に到達。早朝4時に朝食を摂っただけなので空腹を覚え、線路を離れて休憩所のベンチで軽く腹につめる。
横川駅から峠の湯までの距離は2.8km。シェルパくんはここが終点で、ここからは5つのトンネルを通ってめがね橋に向かうこととなる。














