峠を越える道なので立峠(善光寺街道)のような草生した明るい山道を想像していたが、青崩峠の遊歩道は鬱蒼とした杉・檜の林の中の石畳のある道で、苔むした林床が古色然とした落ち着いた雰囲気を醸し出しており、しっとりとしたその林床のあちこちに無数のキノコの発生が見られた。
スギヒラタケ/これもキノコ
リュウノウギク
このところキノコモードになっているのでついついそちらに目が行ってしまうが、林の中には武田信玄公が腰をかけた石だとか健次屋敷跡などと言う史跡もある。
途中にやや老朽化した橋があるが全体としてはよく整備された道で、まっすぐ歩けば20分ほどで峠に着く。
峠には『史跡・青崩峠』と書かれた立派な石柱と海抜を記した標識,丸太を張った展望テラスなどがある。
標高1082mはかなりの高さだが遊歩道の起点からはさほどの高度差はない。
峠から西に向かって標高1600mあまりの熊伏山と言う山への登山道がある。テラスの一画に置かれた書き込み帳を見ると熊伏山から下りてきたと言う人の記入がかなりあって結構人気の山であると思われた。
峠からは伊那側の眺望が効かないので遊歩道を反対側に少し下ると開けた場所があり、遠山郷と思われる集落の赤い屋根が見えた。深い谷の向こうに見えるその赤い屋根のことを歌った歌碑が峠にあった。
しっかり道草を食って1時間あまり遊び、車に戻って次は遠山郷の側から峠の反対側の上り口にある国道の消失点を目指す。













