結論から言うと青崩峠,下栗の里,シラビソ高原と鬼面山の登山をジョイントするのは不可能と言うことになる。
地蔵峠に行かれない以上,こちら側から鬼面山への登山はできず、逆の大鹿側から地蔵峠に行くには一旦,飯田に戻って中央道またはR143で松川まで行き、そこから大鹿村に入らなければならないが、その距離は80kmに及ぶので事実上無理。
鬼面山には西側の豊丘村からのルートがあるが、その場合も一旦飯田まで出なければならない。
と言うことで鬼面山の下見は一応脇において、シラビソ高原,下栗の里を経由してR152に戻り、第2の不通区間である青崩峠に向かう。
この間のつながっていない国道を結ぶ唯一の間道は兵越峠を通る道である。地元の人が『ヒョー峠』と呼ぶこの峠は、長野県と静岡県の境界に当るのだが、今も明確な境界線が確定していない〜と言うことになっている。そして、毎年10月の最終日曜日には、信州軍と遠州軍が『国境』をかけて綱引きで対決する『峠の国盗り綱引き合戦』が行なわれている。
長野県は飯田市南信濃、静岡県は浜松市水窪町の両商工会の青年部から各々十五名の精鋭が選出され、三本勝負を行なって勝った方が1メートル、相手側に『国境』を広げることができると言うユニークな行事として話題になっている。
遠山郷からその『国取り綱引き』の行われる国取り公園のある兵越峠を越えると三遠南信自動車道と思われる広い道路に出てまもなく草木トンネルをくぐり、三度R152に出る。ここから青崩峠に向けて頼りない舗装道路が伸びていて10分ほどで『塩の道・青崩峠遊歩道』と書かれた看板のある場所に着く。
アケボノソウ
ここで舗装は終わるが道はまだ上に向かって伸びているので、オフロード感覚で悪路に車を乗り入れて終点まで行ってみた。一度ヘアピンを曲がって雨でえぐれた河原のような道を200mも行かないうちに広場のある終点に到達。そこには青崩峠の遊歩道につながる道と、それとは逆に兵越峠に向かう遊歩道があり、ヒョー峠まで2時間となっていた。
戻って青崩峠入り口で昼食を摂った後、峠に向けて歩く。













