祖母山は九州アルプスと言われるように岩峰の眺めは良かったが左膝を痛めてしまい苦しい下山となってしまった。
1日だけ休暇をとって土日との3日間で祖母山と阿蘇山に行く計画をする。しかし仕事の資料作りに追われ、工場を出たのは夜中0時30分。それでも資料が間に合わず九州から戻ってきて19時から資料作りを再開し、出来上がったのは23時過ぎていた。休むのも楽ではない。
13日、羽田発11:55で大分空港へ。空港でレンタカーを借りたがナビが付いていないので祖母山登山口の尾平まで何回も人に聞きながら登山口手前のもみ志や旅館に17:30に辿り着く。宿泊客は4人組みのパーティと私だけであった。
翌朝、4人組みは私より1時間早く出発していた。コースは黒金山尾根ルートを登り宮原ルートを下る周遊コースとし旅館から少し先の登山口駐車場まで車で行く。ここからの九州アルプスと言われる烏帽子岩、天狗岩、祖母山の岩峰の眺めは素晴しく登高欲をそそられる。祖母山は標高100m毎に標識がありどこまで登ったか判るので歩く励みになる。
標高700m付近から尾根に取り付く。傾山への縦走路まで急登が続く。半年近く山登りをしていないこと、少し前に風邪を引き体調があまり良くないことから身体に自信が持てないのでゆっくりしたペースで歩く。1200m前後からミツバツツジが見られるようになり急登も一服し栂原生林が続くようになる。
1300mからは笹原となるが良く刈り込んで整備してくれている。1400m上の天狗の水場で喉を潤す。旨い水である。天狗の岩屋は北アルプスの槍、穂高岳付近の岩小屋よりしっかり庇の岩が張り出しており充分に風雨をしのぎ快適に泊まれそうな岩屋であった。縦走路の展望台からの天狗岩、祖母山、尾平の眺めは素晴しい。晴れてはいるが黄砂の影響で遠望が利かない。気持の良い縦走路を祖母山に向かう。途中の裏谷岩鼻展望台への道は踏み後程度であまりはっきりしない。展望は先ほどの展望台とあまり変わらなかった。1700m付近から山頂まではしごの岩場の連続となるがいくつめかのはしごを抜けたら祖母山頂であった。
体調が不十分であったがなんとか休憩を含めてコースタイム前後で到着できた。しかしここまでの少しの下りで左膝が痛むのが気になる。旅館で作ってくれた弁当を食べて宮原に下山開始する。九合目の小屋は改築したばかりでまだ建材なども片付いていない状況であった。下りはやはり左膝を曲げると痛む。左足から踏み出し左足を突っ張り、曲げないようにして右足を左足に揃える。左右交互に足を出して歩けない状況である。宮原まではそれほど急ではないが宮原からは尾平までは急な部分もあり左足をかばいながら下る。このころはまだストックを使用していなかったのでこの下りは本当に辛く長く感じた。
やっとのことで車の所まで戻り、阿蘇山に登るべく阿蘇仙酔峡に向かう。しかし仙酔峡のロープウエイ駅について車を降りようとしたら膝が痛くてとても歩ける状況では無かった。翌日、阿蘇山に登ることにして阿蘇いこい村温泉に宿泊する。温泉で膝を温め揉んでみたが翌朝も痛みは変わらず、また雨も激しく降っている。阿蘇山は1963年に登っているので今回はきっぱりと断念する。やまなみハイウエイで湯布院を経由して大分空港に引き返し予定より1本早い飛行機に変更して工場に戻り仕事の続きをすることができた。
私と百名山 96.祖母山(2002年4月14日)
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