山梨県の吉田口からの登山者が早くも
20万人を突破したらしい。
驚くべき数だ。
私の身近にも、そうした富士登山者
増加に貢献した人たちがいる。
普段山になど登らない、行きつけの
カットハウスのカリスマ店長やその店員などだ。
2ヶ月くらい前に聞いた話。
幾つかの店舗を保有しているそのカットハウスは、
8月11日の営業終了後、会社全体でバスを利用して、
まずは、富士山吉田口五合目を目指し、
そこから登山を開始して、
頂上でのご来光を目当てにして登り、
たとえ、頂上には、たどり着いていなくても
朝5:00には、その地点から五合目を
目指して下山するといったパターンで
富士山に登ると聞いた。
そんな日の迫った8月8日にカットハウスで
髪を切ってもらい、カリスマ店長などの話を聞いた。
予定通り、実行だという。
その頃、ちょうど雷が多く、それでなくても
初めての登山が富士山となる店長や店員
たちは、あれやこれやと聞いてきた。
以前に話を聞いた時より、色々知識も蓄え、
準備も進んでいるようだった。
自分にできるアドバイスはしておいた。
髪を切った翌日の8月9日には、富士山の
落雷で亡くなった方もおり、彼らの心配も
頂点に達したようだった。
とはいえ、時は刻まれる。
心の準備が完全にできていなくても、
現実に放り出される時が来る。
8月11日。
営業終了後で、ご来光が目的なので、
夜間登山となった。
いつもは山にも登らない皆さん。
登山への不安、寒さの具合、食料、靴、
お化粧などへの不安に加えて、実際に
夜間に登ると夜間の登山への大きな不安が覆い、
気も萎えそうになったようだ。
ヘッドライトを点灯させ、夜間に歩くのは、
山に慣れていない人にとっては恐怖であろう。
とはいえ、その店舗から参加された人の
総数は聞いていないが、カリスマ店長含め、
3名はご来光を拝めたようだ。
今度髪を切りに行く時には、楽しい(?)、
いや、苦しんだ話を聞かせてもらえるだろう。
いずれにせよ、飛行機に乗っていて
下界が雲に覆われていても、本当に
歌どおりに「頭を雲の上に出す」フジヤマに
登った記憶と経験は、大きなものになるだろう。
また登りたいと思うか、もういいと思うか。
その人の生き方とも関わってくると思っている。

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