13日から4日間ニセコスキー場に行ってきた。この時期としては異常に暖かく、北海道のスキー場らしくもないじゅくじゅくの雪質だった。そのうえガスと雨にたたられた。となれば滑りは散々だったということになるのだが、そうともいえない。
僕がスキーをやる究極の目的は山スキーにある。山スキーの醍醐味と野趣は他に代え難い。この年になってこれから何度その機会に恵まれるかわからないが、山の斜面を滑降する足前は絶えずみがいておきたい。じゅくじゅくという雪質はゲレンデスキーをやるには最悪だが、山スキーは何でもありの斜面だ。どんな雪質であろうが、どんな斜度の斜面であろうがクリアしなければならない。それにガスと雨。山スキーは天候を選ばない。晴れを選んだとしても天候が急変することはしばしばありうる。ガスと雨も格好の練習の条件である。
それでも最終日(16日)は少し冷え込み、ガスが取れた。形のいい羊蹄山が眼前に姿を見せた。前日まで悪天で運休していたトップリフトが稼働し、真っ白のニセコアンヌプリの山頂直下に降り立つと一木もない斜面は全山が滑降のエリアが見下ろされる。もちろんポールで圧雪のエリアが指定されているのだが、自由に非圧雪の斜面に躍り出ることができる。少し高度を下げれば林間の非圧雪の斜面を滑ることもできる。こういうスキー場は他に知らない。
非圧雪斜面に出ると、僕の足前では滑りにくい少し凍結した圧雪斜面より滑りよい。滑りよいというより安定して下降できるといった方がいい。そもそも山スキーは斜面を滑る醍醐味がたまらないのだが、斜面を安全確実に下降するという意味合いが小さくない。
北海道まで足を伸ばし天候に恵まれなかったが、ニセコスキー場は山スキーの練習場にもってこいのゲレンデだった。




