15:11,作業再開。至るところに根があって鍬が使えない。ヨウシュヤマゴボウの根がいくらごつくても所詮は草の根で、鍬の刃が当ればザックリと抉り取ることができるが、ニセアカは木の根なので鍬の刃は弾かれたり突き刺さってニッチモ&サッチモなのだ。
草削りやスコップを使って木の根の周りの土を取り除き、顕になった根っこを鋸で切って裸にして行く。
深く潜り込んだ根っ子は穴掘りスコップでどこまでも追って行く。穴スコは分厚い刃と全体の重みで固い地面を突き破る道具で、これを高く持ち上げて投げつけるように思いっきり地面に突き立てる。
重い穴スコを持ち上げる時に力を使うので肩の先が痛くなる。1日中これをやっていると翌日は肩が上がらなくなるくらいだ。
横に這う根は全部切った。残るは直根だけ。下にしっかり土を抱いているのでどこに根があるのか分からない。大ハンマーでぶった叩いてみたがびくともしないので草削りを使って土を剥ぎ取るしかない。
縦に伸びる根の1つが見えてきたが細くて本命ではないらしいので更に土を削る。ようやく2つ目が見えてきたところで再度大ハンマーで叩き、また全体を揺すって根の太さや強さを感じ取る。大きな直根はなさそうだ。
辛抱強く土を落として行くと直根と言うほどではない太さの3本の根が地下に向かっていることが分かり、両手で強く揺するとあっけなく折れて勝負がついた。
切ったばかりの生の根だったらもっと手こずらされたはずだが、7年も経った古株で脆くなっていたのが幸いした。
『古株』は大御所の代名詞のように思われがちだが、実態は脆い面を持っているということでもあるようだ。
掘りあげた後にはちぎれて残った2つの根と1つの穴があったがいずれも小さなものだった。広葉樹は直根よりも横に張る根に支えられているのだろう。
16:38終了。2時間17分で片づいた。
活躍の割にはご主人様に大切にされず、ろくに手入れもされない道具達。
すぐ隣にあるもう1つの古株はいつかウサギが転んでくれることを期待して抜根せずに置いていたもの。
これまでにウサギが蹴つまずいたかどうか定かでないが、丁度畑の境目で邪魔にはならないし土手の補強にもなるので引き続き獲物を待ち呆けることとする。













