小学生ぐらいのおねえちゃんが僕よりも大きな「ゴールデン」君(ちゃん?)をおんぶして歩いていたのです。
びっくりしたお父さんが「どうしたの?」と尋ねると「動かなくなっちゃったから」と言ってそのまま歩いて行ってしまいました。
今日のお話は山の想い出の第二弾です。
安倍峠というのは静岡市とかその近隣に住んでいる山に興味を持っている人ならほとんど誰でも知っているぐらい有名なハイキングコースなのだそうです。
僕がお父さんと安倍峠にハイキングに行ったのは2005年の4月の事ですからあと3ヶ月で3歳になろうとしていた頃です。
その前に一度、家から近い梶原山という低い山に行ったことはあるのですが1000mを超える高さの所に行くのは初めての事でした。
朝早く家を出て梅が島温泉と言うところまで車で行きました。
この温泉にはお父さんたちが毎年飲み会をやる旅館があるのですがご主人が高齢で病気がちのため今は営業をしていないのだとお父さんに教えてもらいました。
温泉街のちょっと上の方に車を停めるスペースがあってそこに車を置いて登り始めました。
登山道に取り付くといきなり急な山道でした。
僕は梶原山と同じような所だと思っていたのでちょっとびっくりしましたがすぐに慣れてしまい山の中は涼しくて気持ちが良いのでお父さんの前をどんどん登って行きました。
大きな木の林の中を1時間ぐらい登って行くと分かれ道に出て左に登って行くと八紘嶺と言う山に行くのだそうですがお父さんは僕を連れて右に下り舗装された林道に出ました。
この林道は静岡市の梅が島地区と山梨県の身延町を結ぶ林道として開通したのだそうですがちょっとした雨が降るとすぐに崩れてしまっていつも通行止めになっているのだそうです。
帰りはこの林道をのんびり下りましたがところどころで土砂崩れが起きていてこの時も通行止めになっていました。
山にはお父さんの大好きなみやまつつじの花が咲いていてとてもきれいでした。
昔お父さんは家の庭にこのみやまつつじを植えた事があるそうですが最初の年こそ花を咲かせたものの何年か経つと全く花が咲かなくなってしまい今はもうなくなってしまったそうです。
僕たち動物は自分で動く事が出来るから厳しい環境の所に置かれたら逃げ出す事が出来ますが植物さんたちは自分では動く事の出来ないものがほとんどなので厳しい環境に置かれると枯れてしまうんですね。
この話を聞いて僕は植物さんの苦労がわかるような気がしました。
でも僕たち動物の仲間でも厳しい環境から逃げ出したと思ったら今度は人間とか他の天敵にいじめられて行く所がなくなってしまう事がよくありますからどんどん住みにくい世の中になって来ているのは動物も植物も一緒だと思いました。
僕の場合はちょっと「自由」が足りないけどご飯をちゃんと食べさせてもらって危険もない生活なので何とか我慢してこの家で暮らそうと考えています。
登山道の始まりです
みやまつつじの花です














