《 槍ヶ岳山頂の垂直ハシゴ 》
上高地から梓川沿いの平坦な道を川風に吹かれながら3時間ほど歩くと横尾に着く。
そこから樹林帯に入り、一の俣を過ぎ緩やかな山道を進むと槍沢ロッチに到着。
ここまではハイキング気分って感じだった。
ロッチからの山道は徐々に勾配も増して、水股乗越分岐からさらに天狗原分岐と進むにつれて山登り気分に変わり、槍の頂上が見えてくる辺りからは急勾配となり、息使いが荒く口数も減り、疲れて立ち止まる回数が段々と増えた。
やっとの思いで山頂直下の槍ヶ岳山荘にたどり着く。
ここに荷物を置いて今度は岩登りとなる。
クサリに掴まり四つん這いになったりして這い上がり、最後に垂直のハシゴ登りがある。
山頂からの眺望は最高で、今迄の疲れが一気にスッ飛ぶ程の大パノラマだ。
スリルあり、絶景あり、達成感ありで、大満足の山行であった。
今回その垂直ハシゴに再び挑戦することに。
前回の台風で、落ちかけていたテレビのアンテナ線の余りを束ねた部分が垂れ下がってしまった。
そこで2階屋根に上る事になった。
2連ハシゴを2階のベランダ手摺にロープで固定し、工具を入れたザックを背負い垂直のハシゴに再び挑戦する。
2年前の槍ヶ岳で経験した垂直ハシゴでは何も怖さは感じなかった。
でも今回の屋根へのハシゴは怖かった。
特に屋根から下りる第一歩がすごーく怖かった。
手足がブルブル震えるようだった。
もうヤダー!、絶対イヤダ〜!














