6月初旬の「オーメン」の時刻にそれは始まりました。
品川 御殿山に旧M財閥の創始者別邸が、一部の関係者だけが食事等で利用できる施設として存在しています。
館が建てられた当時は、海が見える高台に、イギリス庭園を従え、見事な藤棚を管理し、東側には旧鍋島藩の茶室をもって、その館は存在しています。
館が建てられる前は、明治の元勲 ○藤○文の館だったそうな・・・
車寄せに車が到着すると、黒服(六本木辺りのそれとは、品格も躾も身だしなみも違います)がスウーーット近づき、ドアを開けるや、「〇〇様、いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。本日は当施設をご利用いただきましてありがとうございます。」ってな感じで出迎えられ、ウェイティングサロンに案内? 気譴泙后?
このサロンを通って別室(ここは食事が始まるまでのひと時を、お酒を飲んだりタバコを吸ったりして歓談するためだけの部屋)を抜けベランダへ・・・目の前に先ほどの景色が拡がっていました。
やがて、お客様が到着し、庭園を眺めながら、ドライシェリーとドライマティーニを注文され、私も訊かれたのでウォッカトニック(既に地がでています)にしちゃいました。
ひと時をそこですごした後、会食をする別室に案内されました。
そこは天井高、凡そ3.5m。イギリス式暖炉と壁紙、腰部と梁型や柱型にはムク材の重厚な木材が使われ、落ち着いたイギリス的な雰囲気を醸し出している部屋です。
部屋にはサーブする黒服が3名(総勢6名に対して)です。
最初にお客様に向って「お飲み物は何になさいますか?」と尋ねられ「シャブリを・・」と注文なさったので、我々(特に私はシャブリが好きですから)に異存はなく、シャブリで乾杯(モチロン!グラスを合わせてカチン・・・なんてやりませんよ!!!)し、和やかに始まりました。
そして、最初に出てきたお料理がこれ・・・
<タラバ蟹と彩り野菜のゼリー寄せ 野生アスパラガス添え>・・・・・です。(フウウウ)
このアスパラガスはフランスから取り寄せた旬の物で、シーズン最後とのことでした。
ゼリーの固まり方も、スプーンを入れると野菜がサラッとほぐれる程度に使われていて勝ちすぎず、絶妙です。
アスパラも触感はこの形でも確かにアスパラなんですが、味が始めて味わう微妙で美味な味でした。
*第一話はここまで















