1、生育期間が短い。
高山帯では植物が芽を出すのは、雪解けの早い所でも6月上旬で、9月中旬に霜が来て、生育できる期間は3ヶ月半である。
この間に発芽・開花・結実のサイクルが完了できる性質を持つ。
2、低温でも生育できる。
標高が100m高くなると、気温は0.6℃低くなる。2,600mでは、海岸近くより約16℃低い。
実際に木曽駒ヶ岳・千畳敷ロープウェー駅舎の温度計は、18℃を越えることはほとんどない。
植物が生育するのには温度が重要な要素であるが、気温と共に地温も大きく影響するそうです。
8月に地下の温度を測定したことがあり、植物の根がある地下5cmの温度は15℃以下であったそうです。
この温度以下で生育できる性質を持っている事。
3、高温に弱い。
植物は根から水分を吸収し、葉から蒸発させている。このバランスがくずれて、蒸発量に吸収量がおいつかないと弱ってしまう。
高山では気温が低いので、湿度は低くても水分は蒸発しにくい(乾きにくい)。
植物は、日中に葉でデンプンを生産し、それを消費させてエネルギーを得ている。
この分解作用は、気温が高くなると大きくなる。
デンプンの消費に生産が追いつかなくなると弱ってしまう。
高山植物を盗掘して、家で育てようとする人がいるが、低温の環境に適応している植物は、主に上記の理由で育ちがたい。
4、丈が低い。
風が強いので、小形でなければ生きていけない。
低地に生える植物のうち、4月に開花し、6月に結実する植物は、高山植物なり得る。
セイヨウタンポポなどは、開花時期が早く、工事の機械や物資にまぎれて持ち込まれ、千畳敷では繁殖しているそうです・・・。
続く・・・。

















