*変わり行く
高山帯の植生。
小さな植物が生えている所に、
人間や動物が踏み込めば、影響が出ることは当然である。
それが少しのことであれば、
肥沃な土地では回復する。しかし厳しい気象と砂地の痩せた
高山では、すぐに
回復できない。
頻繁に人が歩く所が植物が
絶えて道となり動物ならば
獣道になる。
昔の登山道は、ハイマツなどの潅木を少し切るだけで、自然にできた
人や獣の足跡によって作られた。
昔のように、それほど
多くない登山者が通るだけであれば、植生にはあまり
悪影響は与えないが、
年間数十万人もの人間が歩けば道も荒れて、場所によっては著しい
植生の破壊が生ずる。
人が歩けば
靴によって
土地の表面が削られ、それが
雨に流されて少しずつ
低くなって行く。
その結果、
千畳敷の遊歩道では、
50cm以上も低くなった道がある。
宝剣岳と中岳の間や本岳山頂では、広い範囲で
自由に人が歩いたために、そこでは植物がほとんど消えて
裸地になってしまった。
宝剣岳の西側は、以前は
ヒメウスユキソウ・チシマギキョウなど多くの植物が岩の間に生えていたが、すっかり消えて、土地は
30cm〜60cmも低下し砂漠化してしまった。
木曽駒ヶ岳に
ロープウェーが開設された当時は、多くの
植物が盗掘された。
中岳の北斜面にはイワギキョウが生えていたのですが、完全に消えてしまったそうです。
やはり、
観光地化すると色んな影響が出てくるものです。
高山植物の特徴は、
寒さに強いことはもちろんであるが、そのほかに次の特徴があるそうです。
1、
生育期間が短い。
高山帯では植物が
芽を出すのは、雪解けの早い所でも6月上旬で、9月中旬に霜が来て、
生育できる期間は3ヶ月半である。
この間に
発芽・開花・結実のサイクルが完了できる性質を持つ。
2、
低温でも生育できる。
標高が100m高くなると、
気温は0.6℃低くなる。2,600mでは、海岸近くより約16℃低い。
実際に木曽駒ヶ岳・千畳敷ロープウェー駅舎の温度計は、18℃を越えることはほとんどない。
植物が生育するのには
温度が重要な要素であるが、気温と共に
地温も大きく影響するそうです。
8月に地下の温度を測定したことがあり、植物の根がある地下5cmの温度は
15℃以下であったそうです。
この温度以下で生育できる性質を持っている事。
3、
高温に弱い。
植物は
根から水分を吸収し、
葉から蒸発させている。この
バランスがくずれて、
蒸発量に吸収量がおいつかないと弱ってしまう。
高山では気温が低いので、湿度は低くても
水分は蒸発しにくい(乾きにくい)。
植物は、日中に葉で
デンプンを生産し、それを消費させて
エネルギーを得ている。
この
分解作用は、気温が高くなると大きくなる。
デンプンの消費に生産が追いつかなくなると弱ってしまう。
高山植物を盗掘して、家で育てようとする人がいるが、
低温の環境に適応している植物は、主に上記の理由で
育ちがたい。
4、
丈が低い。
風が強いので、
小形でなければ生きていけない。
低地に生える植物のうち、4月に開花し、6月に結実する植物は、高山植物なり得る。
セイヨウタンポポなどは、開花時期が早く、工事の機械や物資にまぎれて持ち込まれ、千畳敷では繁殖しているそうです・・・。
続く・・・。
山道を車で走らせいる時、チョット派手なオレンジ色の花が気になることがあります。
私達も、この花を今年「
櫛形山」&「
車山」への山歩きで見る事が出来ました。
山の中に咲いていても、
花壇に咲いていても何の
違和感の無い、そんな感じのする花です。
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フシグロセンノウ(節黒仙翁)。
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分類 ナデシコ科センノウ属
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花期 7〜10月
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分布 本州・四国・九州
*別名:
馬面の女王!。
木曽駒ヶ岳への山歩きの時は、山小屋の関係者の方々が、
コマクサを植えて管理されている事を後で知りました。
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乗鞍岳(剣ガ峰)からの、穂高連峰。
しかし、
乗鞍岳への山歩きでは、斜面の砂礫地に咲いた
自生するコマクサの大群落の素晴らしさは、
大感動に値しました!!。
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分類 ケシ科コマクサ属
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花期 7〜8月
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分布 北海道〜本州(中部以北)
コマクサ(駒草)、その名前の由来は意外にも
花の形が馬、つまり
駒の顔に似ていることに由来しています。
ところが
女王のイメージとは裏腹にコマクサは高山植物の中でも
先駆植物として、何も生育していない
厳しい環境の土地に最初に根付く植物として
重要な役割を担っているのです。
その
土地の養分が豊かになると、やがて他の植物に譲り
、別の土地に移転しなければならない
過酷な運命を背負っているのです。
女王には
女王の狐高な生き方があるということでしょう。(涙・・涙・)。
湿原への散策道に、ひときは
目立った色で群生していた花!。
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ツリフネソウ(釣船草)。
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分類 ツリフネソウ科ツリフネソウ属
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花期 8〜10月
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分布 北海道〜九州(朝鮮半島や中国にも分布)
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キツリフネ(黄釣船)。
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分類 ツリフネソウ科ツリフネソウ属
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花期 6〜10月
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分布 北海道〜九州(東南アジア・シベリヤ・ヨーロッパ・北アメリカ)
今日は、
賢パパ&ママさんのお気に入りの「
ほったらかし温泉」に母と次女、3人で出かけて来ます。
ふるさと、山梨でも秋の気配が感じられる今日この頃です。
そんな中、先日の湿原で「
秋を彩る」代表的な花に出会う事が出来ました。
爽やかな
秋風と共に、何か
もの悲しい季節の到来を感じた・・・ふるさとウォーク&母でした。
*湿原の
秋を彩る花!。
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エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
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分類 リンドウ科リンドウ属
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花期 8〜10月
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分布 北海道・近畿地方以北
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園芸用に栽培され、切花として売られているのは本種