賢パパが玄関の前に植えてある山桃の木に登って余分な枝を落としているのを賢ママは下の道路で見ていたのですが、たまたまお隣の奥さんが通りかかって賢ママと立ち話を始めたのです。
少し離れた所だったので賢パパは話の仲間には加わらないで剪定の作業をしながら聞くとはなしに二人の話に耳を傾けていました。
母親同士の話だとどうしても子供の事が話題になるらしくお互いの子供の近況を話しているようでした。
賢ママが自分の娘の近況を話した後、今度は奥さんが娘さんの事を話し始めました。
娘さんは最近顔を見た事がないと思っていたらどうやら近くにはいないようです。
その時、賢パパの耳に入って来たのは「遠くまで一人で行って来た」と言う言葉だったのですがどういうわけか賢パパには「遠くまで」が「東北まで」と聞こえてしまったのです。
更に奥さんが「言葉が通じないので大変だった」と続けるので賢パパ「これは絶対に青森に行って来たに違いない」と確信しました。
青森の事なら隣の奥さんよりは賢パパの方が詳しいのに決まっていますから二人の話の仲間に入ろうとタイミングを見計らっていました。
所が女性同士の話というのはなかなか途切れる事がないものでとうとう入って行く事が出来ないでいました。
そのうちに賢ママが奥さんに「娘さんはどちらにお住まいなんですか?」なんて質問すると「ポーランドの方に住んでいるのよ」なんて答えが返って来たようで、賢パパ「青森のどの辺ですか?」なんて口を挟まなくて良かったなぁと思いました。
本文とは関係ありませんが面白い形をしていますよねぇ。














