就職したのが1972年の事で1974年に横浜から静岡に転勤となったから静岡に移った後5年目でようやく山への思いが再燃したのだろう。
当時は独身寮に住んでいて、何もする事がない休みの日など同じ寮に入っていた後輩を誘って地元の山に出かけたものである。
寮のすぐそばには谷津山という高さ100mあまりの低山があったがこの山(と言うよりは丘)に登ると静岡の街から郊外までが一望できたのでよく登ったものだ。
天気の良い日など南アルプスの山々が見渡せて真っ白な雪を頂いた峰々を眺めては山への思いを馳せたものである。
まがりなりにも「山行」と名の付くものは近場では竜爪山(1000mちょっと)からになる。
静岡には安倍川という川が流れていてその川を遡った源流部は「安倍奥」と呼ばれる山岳地帯となっている。
竜爪山は安倍奥に連なる山岳地帯の前衛峰的な山で静岡の市民からは一番身近な山である。
賢パパは竜爪山を手始めに色々な安倍奥の山にチャレンジした。
その頃は車を持っていなかったので交通手段はもっぱらバスを利用した。
車があれば便利には違いないが一番の欠点は車を置いてある場所まで戻らなくてはいけない事である。
その点バスなら好きな所に下りて来れるので変化に富んだ山行を楽しむ事が出来たのも事実である。
車で行く場合だと梅ヶ島から登ったら梅ヶ島に下りる事になるがバスなら梅ヶ島から登って八紘嶺を経由して大谷崩れに下りたり更に足を伸ばして山伏まで行ったりする事も出来た。
安倍奥唯一の2000m峰である山伏岳には何度も登ったし雪洞訓練をやろうと仲間数人で登ったら肝心の雪が全くなくてやむなく小屋泊まりにした事も懐かしい想い出である。
その後賢パパの思いは南アルプスに向く事になるのだが入門コースとしての安倍奥の山々への登山は山への情熱を強く燃えさせてくれた貴重な体験となっているのかも知れない。
一昨年ぐらいから山登りを始めた賢ママはまだ安倍奥の山には登った事がないのでそのうちどこかに一緒に登ってみようかと思っている賢パパである。
梶原山からの谷津山と静岡市街
久しぶりで歩いた安倍峠のみやまつつじ
安倍峠登山道にて
舗装された林道にて














