年々生まれる子供の数が減り続けてこのままでは将来働き盛りの若者の割合が少なくなりお年寄りの生活を支えて行く事が難しくなってしまうのだそうです。
僕たち犬や他の動物の場合は本能として「子孫繁栄」という行動を取るので子供を産んで育てるのに適した時期になると子供を産むだけの体力のあるメスの身体の中で「フェロモン」という物質が作り出されてそれがおしっこに混じって排出されるようになります。
オスはそのにおいを嗅ぐ事によって生殖本能が騒ぎ出し繁殖行動に出るわけです。
そうすると赤ちゃんが生まれて子孫が増えて行くわけですが人間の世界のように病院なんかありませんから病気になって死んでしまったりする子供も多く生存率は人間にはとても及びません。
人間の場合は大脳が発達しているので僕たちのように「本能」で行動するよりも「理性」で行動する事の方が全然多くていつでも赤ちゃんを作れる準備が出来ているのだとお父さんから聞いた事があります。
でも僕は「理性」が働かなくて「感情」を抑えきれなかったために赤ちゃんが生まれてしまった人をたくさん知っています。
それに人間は暖房とか冷房によってある程度自然をコントロールする事が出来ますから季節によって子育てのしやすさが左右される事は少ないようです。
食べ物だって一年中あるし、天敵もいないしそう考えるとどうして「少子化」が問題になるほど赤ちゃんが生まれないのかわかりません。
お父さんの言う事には人間は目先の事よりももっと長い目で将来の事を見ているので今仮に子供を産んだとして、育てるのは難しくないかも知れないけれどその子が大きくなって大人になった時幸せに暮らして行けるかどうか考えるととても希望が見えないので子供を産むことにためらいを感じてしまうのだそうです。
それなのに政治家はその原因を取り除こうともしないで何とか生まれて来る子供の数を増やそうとするけどそんなの無理に決まってるとお父さんは言います。
政治家は生活に苦労した事がないので一般庶民が今何に困っているのかわからいのだそうです。
そう言われて見れば大臣まで作って少子化を何とかしようとしているのに一向に効果が出ませんものねえ。
僕たち動物の場合は増やすのは簡単です。
僕が公園などに散歩に連れて行ってもらうとよくネコ君にエサを上げている人を見かけますがエサが豊富にあって食べて行く心配がないと雌ネコはフェロモンを出して雄に繁殖行動を促します。
するとどんどん子供が増えますが飼い猫ではないので子育てがとても難しいのだそうです。
たいていの場合カラスの餌食になったり交通事故に遭ったりして死んでしまうのだそうです。
面白がってエサを上げている人はその後の事までよく考えないといけないとお父さんが言っていました。
お父さんはよく120歳まで生きると言っていますがその頃には若者の数が少なくなって年金なんてどうなっているのかわかりませんねえ。
赤ちゃんは可愛いですよねえ。














