プロフィール

  • ID: 1542
  • ハンドルネーム: ぺんぎん隊
  • 性別: 男
  • 年齢: 48
  • 住所: 栃木県 宇都宮市
  • 所属クラブ:
  • 登録日: 2007年10月20日


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2008年11月15日
浅草岳 [ 1585.50m 越後山脈(福島県・群馬県・新潟県) ]
山行フォトギャラリー (8) 8
2008年10月19日
奥白根山 [ 2577.60m 那須日光(福島県・栃木県・群馬県) ]
前白根山 [ 2373.00m 那須日光(福島県・栃木県・群馬県) ]
登山行程ルート表 登山高低差グラフ 山行日記+写真 (5) 5 山行フォトギャラリー (10) 10 登山ルート地形図(国土地理院) 登山ルート地図(グーグルマップ)
2008年10月04日
朝日岳 [ 1896.00m 那須日光(福島県・栃木県・群馬県) ]
那須岳 [ 1915.00m 那須日光(福島県・栃木県・群馬県) ]
登山行程ルート表 登山高低差グラフ 山行日記+写真 (2) 2 山行フォトギャラリー (10) 10 登山ルート地形図(国土地理院) 登山ルート地図(グーグルマップ)

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アーカイブをご覧いただけます。February 2008

4年に一度がやって来た!



さて今日は2月29日。

うるう年はどうしてあるのでしょうね?

うるう年は4年に一度でオリンピックイヤーと同じ年にやって来る。毎年じゃなくて、5年でもないどうして4年なのでしょう?

それは季節が一巡りするのに掛かる時間が365日と1/4だからなんだそうです。

太陽が春分点(春分の日に太陽がある位置)を出発して、再び春分点に戻って来るまでの時間を回帰年といい、約365.24219日なのだといいます。このズレをうるう年を設けることによって調整しているということなのだそうだ。

このうるう年にも決まりがあって、西暦年数が4で割れる年はうるう年とするが、100で割れる年は平年並みとするらしい。更に400で割れる年はうるう年のままとするそうだ。

何だか難しいが、2000年は400で割れたのでこの決まりに従いうるう年だったわけ。今後うるう年がなくなるのは最も早くて2100年、ただし400で割れる時はに当たるのは2400年まで無いそうだ。

さて、うるう年の誕生日はどうなるのか?

これは宇都宮市市民課の説明では出生届け日は2月29日。但し29日が無い年の年齢の切り替えは3月1日になるという。

年齢計算に関する法律というのがあって、年齢は出生の日から起算するとされているので前日の2月28日ではまだ出生していないということらしいですよ〜ん。

まあ、4年に一度の無駄知識でした・・・(笑)

2008年02月29日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

栃木物産フェアin香港

1月16日から22日までの1週間、栃木県の物産が香港を賑わしたらしい。

栃木県が海外で初めて開いた物産展が九龍半島のショッピングセンター「西田百貨」での開催だった。

宇都宮市からは宇都宮餃子館の「日本一の餃子」と大看板を掲げて実演販売をした。



実演販売が始ると瞬く間に長蛇の列が出来て夜の9時を過ぎても行列の長さが全く減らなかったという。

期間中、連日の盛況で物産展4日目には餃子が完売したらしい。香港市民は“本場”に逆輸入されたギョーザを興味深そうに味わっていたという。

フェアには、県産イチゴのとちおとめ、ナシのにっこり、日本酒や漬物など、八社・一団体が二十二品目を出品。食品フロアに本県コーナーを設け、試飲・試食や店頭販売を行った。
その他の出展された物産もいくつかご紹介しよう。

樋山昌一商店の「日光たまりづけ」



パン・アキモト「パンの缶詰」



石田屋「甚五郎せんべい」



JA佐野「とちおとめ」



JAしおのや「にっこり」



どれも盛況だった様だ。

中国製品に不安を感じる中、栃木県の物産が香港で人気を得るのも面白い気がする。しかし国内で盛況になる事の方が先のような気がしないでもない・・・
どこかの県知事さんのような売込みも考えものだが、国内消費の大きな原動力にはなる。
国産品を見直す時期に来ていると思う。

日本のみなさん、栃木県の物産はダイジだぁ!

2008年02月28日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

いよいよ解禁らしい・・・

渓流釣り解禁の声が聞こえて来るこの時期。今週末には各地で本格的な渓流解禁を迎える。

が・・・私の道具達はまだ眠っている。(笑)

日帰りの釣りにほとんど行かなくなって自主解禁がどんどん遅くなり始めた昨今だ。

山岳渓流釣りは雪代(雪が融け始めて川の水が増える)の頃から始る。それも大物釣りをするならばの話で、安全な釣りをするならば梅雨明け以降が本番となる。
だから私の釣りはまだまだ先の話だ。

さて、それでは話が始らないので無理矢理に釣り話題に持って行く。

さて、今回は足回り。

私が愛用するのは池袋秀山荘の製品。

靴はデラックスタイプのフェルト底のもの。



2005年にモデルチェンジして靴全体が柔らかくなり履きやすくなった。フェルトは柔らかめでフィット感がある。
デラックスと名が付いているが、実はこの上にスーパープロというランクが上位のシューズがある。
両方履いたことがあるが私はデラックスの方が使い心地が良い。

これにネオプレーンのスパッツとソックスという組み合わせ。



釣具を扱う各社で同様の製品は生産されている。用途、使い勝手でそれぞれ評価が分かれる。

これの他に本流屋やフライマンが履くウエーダータイプも持っている。渓流での歩きやヘツリを重視するのでシューズを兼用出来るソックスタイプ。
これで初源流渓泊まりにも行ったが、やはり用途に適さない。居続ける釣りにこそ着用するもので、移動を釣果やその他の目的にしているなら、安全性の意味でもシューズタイプで渓に入る方が良い。

今はほとんど使わないで眠っている。



靴のサイズは22cmから。
隊長は日々成長しているので悩みの種。私のお下がりじゃまだ大きいけれど、買っても翌年には履けない。
今は周囲から中古品を集めている。(笑)

まあ、自主解禁はまだ先だけれど道具をあれこれ引っ張り出し始める季節はもうやって来ているということだ。(笑)


2008年02月27日 by ぺんぎん隊 | Impression | | No Trackbacks |

出張の話・・・

社長 「あの・・・今日、取手まで行って欲しいのですがダイジですか?」

私 「ん、取手?!ダイジですか?って、逆に聞くけど行かなくてもダイジなんけ?」

社長 「いや〜、そういう訳でも・・・」

私 「んじゃ、行かなきゃダメなんだんべ!『ダイジですか?』じゃ『ダメだ〜』って言われちまうど。口のきき方がそれじゃダメだんべ。ダイジの使い方はダイジなんだかんね、まあしゃぁんめ、行ってやっから!」

そんな朝のダイジな打ち合わせから私の出張が決まった。

行き先は茨城県取手市。

「何だぁ、茨城は隣だっぺ、近いべよ〜!」

こう思われるのは素人で、このルートは高速も無く一般道をエンヤコラと走らなければならない。

大体、宇都宮市から筑波山の麓まで2時間。そこから取手市は更に1時間くらいか・・・。



鬼怒川を渡り国道294をひた走る。筑波山がドンドン近くなる。鬼怒川の対岸、遥か彼方に富士山がボンヤリ見えている。

あっちに賢パパやウォークさんたちがいるずらぁ〜・・・

予定通り筑波山の麓まで2時間。しっかしまあ、とうと座りっぱなしで尻っぺたが痛でぇ。これにゃ、えんがみたなやぁ・・・

途中

「おお!国道脇にお城があんど。何だべ?まあ、どうでもいかんべかね・・・」



漸く取手市の現場に着いたのがおまんまの頃だ。

誰もいねぇべよぉ・・・

折角来たのにみんな昼まんまけ?

しゃあんめ、おらちも昼まんま食うべ・・・

おお、天気も良いし川っぺりがいいやなぁ、河原で弁当食うべや!

鉄橋を電車が通ってこりゃ楽しいなや!



さ〜て、飯も食ったし、仕事すっか!

私 「ちわ!漸く会えたわ、んでおらほは何すんだっぺ?」

監督 「これ、付けてくれますか。」

私 「ん・・・あいよ、蛇口け?あとは?」

監督 「それだけですが・・・」

私 「このでれすけ!馬鹿コクでね〜よ、おらっち3時間掛けて来たんだっぺよぉ、これじゃ5分も掛かんめなぁ!のこでれすけ監督だなぁ!!これくれぇ自分で付けられっぺよ!!!」

監督 「どうもすいません・・・」

私 「すいませんで済むか、このボケ!しっかり手間貰うけどダイジけ?ダイジだよなぁ・・・?」

監督 「はい、ダイジュです!」

私 「監督さん、ダイジュじゃなくてダ・イ・ジ!そこが大事なんちゃって・・・じゃ、行ってみっから!」


往復6時間も掛けて埼玉出身の監督さんに栃木弁を教えに行って来ました。。。
2008年02月26日 by ぺんぎん隊 | ダイジだぁ〜 | 7 コメント | No Trackbacks |

限り無き無駄知識

「渓流釣り」と一言で言えば簡単ではあるけれど、そこから広がる世界には様々な思惑と事情が交錯していて、多少の勉強を伴わなければいけなくなってしまった様だ。それはたぶん「渓流釣り」という趣味の範囲から「渓流の釣り」へと一歩踏み込んだ自分の責任でもあるのだろう。釣りが上手い、下手と笑っている次元が一番平和だったのである。

趣味の世界で遊ぶのも勉強が必要になってしまった今、それは環境問題や生態系保護のように大上段に構えたものだけを指すのではなくて、もっと身近で素朴な事柄で感じる時がある。釣り場における会話でさえ専門用語が飛び交う趣味の世界である。自分がターゲットとして狙う魚を知ることも勉強である。山菜、キノコを採取する際に食えるか食えないかの判別をするのも、野営の焚き火の木組みでさえ学校では学べない勉強がある。



勉強とは何気ない疑問に対して答えを探すと言うことなのである。

例えば、渓流の「渓」を我々の世界では「タニ」と読む。いや、我々の世界だけではなく世間一般でも「タニ」と読むのであるが余程の漢字通でもなければ「ケイ」と読むだろう。「タニ」と言われれば「谷」を思い浮かべるのが普通の人である。

ちょっと面白いなと思って辞書で調べてみると

「谷」=谷間。山と山の間。地形が深く切れこんでいる所 

「渓」=渓流。渓谷。
 
ほとんど泣き笑いしたくなる解説である。

家庭にある辞書などで漢字を調べると判るのだが結構高価な辞書でも漢字そのものの生い立ちは説明してくれない。この二つの漢字の意味合いの違いを知るのには結構苦労した。インターネットでも見たし、書店で辞書の立ち読みもした。

苦労した末に判った事は「谷」と「渓」は同じような場所を指すが「渓」には水があると言うことだった。何のことは無い答えである。それでも我々釣り人の遊び場は「渓」が正解であり「谷」ではないのが判明したのである。

またこんな事もある。地方新聞へ釣りコラムを書くようになった頃の事。
言いたい放題を書き、結構失笑や批判を買ったりしていた。担当編集記者からは他の作者たちとの作風のズレが型破り的だとは言われたが褒めているのかけなしていたのかは未だに不明。本音は判らぬまでも担当を外されていなかったのだからまあ良いのだろう。
そんな友好的関係の編集記者が一つだけ折れない部分があった。それは何かと言えば、私が日常的にホームページなどで用いている「岩魚」という漢字表現である。

生物種はカタカナ表記が慣例で如何に地方とはいえ新聞社がこの慣例を無視する事は出来ない。「岩魚」は「イワナ」と表記しなくてはならないのである。
しかし漢字にはその物自体に意味がある。毎度の事ながら編集記者に「この"岩魚"を漢字で書く意図は何ですか?」と聞かれ「いや別にイワナでも良いですよ・・」と苦笑交じりに答えるのである。

しかし釣り屋である私には「岩魚」は岩を釣る魚であるから「岩魚」なのである。前出した「渓」も同様だが「岩魚」という文字に意味が隠されている。「岩魚釣りは岩を狙え。」これはこの釣りの極意であり岩魚の習性を指す言葉でもある。

カタカナで「タニ」と書いては意図が通じない。私のホームページは「渓の呼ぶ声」であって「タニの呼ぶ声」でも「谷の呼ぶ声」でも無い。

 こんな具合に趣味は疑問を呼びどんどんと深みへ進む。解明された時はおかしな喜びがある。

そして漸く得たこれらの知識も世間一般の釣りをしない人との会話では滅多に使用できない。これを無駄知識と呼ぶのであるが無駄は無駄なりに「へぇ!」と叫ぶ物知らずが世間には時折現れるのでこれがまた面白い。

そんな時だけ胸を張って講釈するのである。


2008年02月25日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

ビリーカンもどき・・・



調理器具コッヘルなのですが、これ超マニアアイテムで本家本元のホットンビリーカンは入手不可能な代物。

3年前にキャラバンが復刻版というか形を模した製品を「渓流コッヘル」として売り出しました。

名前が示すように主に沢屋、釣り屋に愛されるこのビリーカン。用途は色々ですが焚き火に似合うコッヘルとして愛用されています。

本来は吊るしての使用に適した事から愛用されましたが、焚き木の積み方次第では置いても使えます。

チタンは高いしステンは重い。アルミのこいつが私達のお気に入りです。



キャラバン・渓流コッヘル3P

沢登や渓流釣り屋など沢で遊ぶ人に人気のコッヘル、イギリス製コッヘル「ビリーポット」を大きさ、形状等は当時のままにキャラバンさんが復刻。渓流での楽しみのひとつは流木を集めての焚き火にあります。

このコッヘルはそれぞれに取っ手が付いているので流木を使って吊るすことができ焚き火を使っての調理ができます。また蓋はフライパンとしては勿論、深さがあるので食器としても使えます。

○大なべ/17,8Φ×12cm、2,95リットル/215g○大フタ/18Φ×4,8cm、1リットル

○中なべ/15Φ×10,8cm、1,95リットル/155g○中フタ/14,6Φ×4,8cm、1,25リットル/120g

○小なべ/12,8Φ×10cm、1,25リットル/120g○小フタ/12,26Φ×5cm、0,45リットル/80g

○総重量:約800g○材質:アルミニウム(アルマイト加工)/ハンドル、スチール○付属:メッシュ収納袋、なべつかみハンドル

2008年02月24日 by ぺんぎん隊 | Impression | コメントを書く | No Trackbacks |

メッタに無い事なので・・・(笑)

まず二度と来ないと思いますので今日のブログネタにしちゃいます。

じつはこの「みんなの登山ブログ」の日間ランキングで1等賞になりました。今日出たのは昨日の結果なのかな・・・?その辺はわからないのですが何はともあれ1等賞の王冠が付きました。(笑)

強敵、工場長さんのブログの上に立つのはメッタにないことですのでプリントスクリーン機能で記念の保存です。



日間ランキングは本当にたまたまという感じで本当は総合ランキングで頑張りたいところですが、現在13位。
登山で言うと漸く5合目到着で後は地道に追い掛けるしか無いのですね。

ところがこのランキング山登りは普通の登山と違うところで標高がドンドン伸びて行きます。
頂上が私の進む速度より早く伸びていくのですから何時まで経っても辿り着かない訳でして・・・

そんなこんなでこの日だけは漸く一歩頂上に近づいたと言う事です。あとは滑落しないように注意しないと・・・(笑)

みなさん、ご訪問戴きまして有難う御座いましたm(_ _)m <(_ _)>

*今日はネタ切れでしたのでよかったよかった(^_^;)y−~~~フゥ・・・
2008年02月23日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

外来生物

さて、最後に外来生物のお話です。

これもまた書きようによっては凄く難しい話になるので簡単な要点だけを書いておきますね。

みなさんは外来生物法に定められた法律とそこに定められた特定外来生物ってご存知でしょうか?



外来生物法というのは「問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行う」と言うものです。

特定外来生物とは「海外起源の外来生物であり、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定され生きているものに限られます。個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。」

具体的な規制とは?

○飼育、栽培、保管及び運搬(移動)することが原則禁止
○輸入することが原則禁止
○野外へ放つ、植える及びまくことが禁止


この3点です。

みなさんが知っている特定外来生物にはどんなものがいるのでしょうか?

ニュースなどで時々報道されているカミツキガメを代表としてアライグマ、タイワンザル、ウシガエル、ウチダザリガニなどはよくご存知の生物でしょう。



さて、魚類ではオオクチバス、コクチバス、ブルーギルなどが指定されています。

これらの外来魚は全国に生息域を広げつつありますので要注意です。歴史的存在価値のある琵琶湖の生態系もこれらの魚種によって影響を受けています。日本の生態系に影響を及ぼす生物ですので上記の3つの禁止事項は守るようにして下さい。

さて私の場合、釣り屋と言う立場から魚類の話に偏ってしまいますが、その点はお許し戴くとして話を進めて行きますね。

外来生物法が施行されてこの方、バスフィッシングが批難されたりもしています。更にブラックバスを害魚と伝えている部分もあります。

これは日本国内だからそうなのであって、ブラックバスやそれをターゲットとしたバスフィッシングは別に悪い事ではありません。
但しやるなら本場まで遠征して釣りをすれば良いのです。外国の魚は外国に行って釣る。あれは日本の釣りでは無いのです。

さて、いけない釣りは何もバスフィッシングだけではありません。日本のトラウト釣りのみなさんにはブラウントラウトの存在に注目して貰いたいのです。

この魚、本来は日本にはいない魚ですが現在北海道では生態系に大きな影響を与えています。日本在来の魚を駆逐する外来魚としてはブラックバスに勝るとも劣らない存在です。

双方共に「釣り味が良い」というだけで容認してはいけない魚種ですので要注意です。

また、最近ではレクリエーションでお馴染みのニジマスですが、この魚も本来日本にはいない魚です。

ニジマスは日本の渓流環境では棲息出来ないと言われ釣り大会などの名目で河川に放流されたりしていますが、一部渓流域では自然繁殖しているニジマスの例があります。

全ては自然環境に適応して行く能力を秘めた生き物たちです。あれは間違いでした・・・と気が付いた時には既に日本在来の貴重な生物達がいなくなっていたでは取り返しがつきませんね。出来るものなら最悪を予測し未然に防ぐのも在来生物を保護する一助ではないでしょうか。

ではこれにて渓流魚とそれらを取り巻く環境についての説明を終わりにします。

お読み戴きまして、ありがとうございました。<(_ _)>

2008年02月22日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

いても良い魚とダメな魚

それでは渓流魚の話、三日目です。

今までに「和名と語源」「種類と棲息分布域」を説明しましたね。これらはイワナやヤマメ、アマゴを覚えて貰うのと同時に、どこに生息しているかを説明なのですが、裏を返せば「居てはいけない場所」を指しています。

神奈川県酒匂川以西の太平洋側河川にヤマメがいたらおかしい、反対に酒匂川以北にアマゴがいたらおかしい、そう知って貰うための説明でした。

しかし、現実にはそれらの河川に生息していてはいけないヤマメやアマゴがいるのが現実です。それは何故か?

以前、やはりこのブログに「渓流魚事情」とか「歩ける魚」という題名でコラムをあげていますので併せてお読み戴きたいのですが、要は人為的な放流が全てです。自然界で決められたルールを破るのはいつも人間の仕業ですね。

各県に存在する漁業協同組合(漁協)は釣り人から遊漁代を徴収しています。この料金はその管理する河川整備や管理運営を用途としています。この管理項目の中に「増殖義務」というものがあります。「増殖」すなわち魚を増やす事なのですが、昨今の漁協の大半は養殖魚放流と言う形で済ましています。釣り人に魚を釣らせるが為の放流ですね。

漁協の管理運営はまた別として、この放流がかなりいい加減で問題を抱えています。前記した「いない筈のところにいる」というのは全部この放流事業の結果です。
中には釣り人の自主放流という部分もあるでしょうが、それは規模的にも小さいものでしょう。

さて、それでは何故「いない筈のところにいる」というのが問題なのか?

例えば本来の自然環境下ではアマゴの川にヤマメを放流したとします。アマゴとヤマメは同じマス族の魚ですから交雑して繁殖します。この交雑によって出来た子供を俗に「F1」と言います。
このF1について勘違いしている方々が多いのですが、これは立派に繁殖機能を備えています。子孫が出来るのですね。(岐阜県水産試験場報告より)

これは問題ですよね。自然環境下では存在しないはずの新しい生命が出現するのですから。

これはイワナとヤマメ、イワナとアマゴでも有り得る事ですし、勿論イワナ同士でも同じ事です。昨日、イワナも数種類をあげてご紹介しましたが、そのどれもが交雑可能であり繁殖機能を備えているのです。


↑イワナとヤマメの交雑種

さて、これが何を意味するものかお判りでしょうか?

実は交雑が招く最終的な結果は種の単一化なんですね。

生物の生存には多様性というものが必要です。様々な遺伝子を持つ種類がいてこそ、生物は栄えるのです。それが均一化されてしまえば、地球環境のちょっとした変化に対応出来ずに死滅してしまう恐れがあります。多様性があれば、生き残る種も存在するわけです。

これは棲息地域が小さく限定されればされるほど危険です。河川改修などで川が分断され上流と下流の行き来が出来なくなれば、結果小さく孤立した中での繁殖行動となり、近親交配が続くその末は種の絶滅という事に繋がります。

渓流魚で説明するから難しいのでしょうが、みなさんお馴染みの雷鳥も同じ様な環境です。

狭い生息圏で繁殖を繰り返していますから、遺伝子の単一化も進んでいることでしょう。地球温暖化が危惧される昨今、地球環境の変化に対応出来ずに一番最初に死滅するのは雷鳥かも知れませんね。

さて、ちょっと面倒な話で申し訳ありませんでした。

要は人為的な生物の移動は自然界に重大な過失を残すと言う事が言いたかったのです。生物学的な知識があるならば良いかもしれませんが、釣り人の自主放流作業も私個人としては反対の立場です。

まあ、渓流魚の移動は同一河川が原則なのは現在では釣り屋の常識なのですが、中にはご存じ無い釣り人もいらっしゃいますので、釣りをされる以上は、そのターゲットに対しての勉強はするのが本来の姿だと思います。

以上でヤマメ、アマゴ、イワナの話は終わりです。

明日は外来魚について書いて終わりにしたいと思います。

2008年02月21日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | 10 コメント | 1 Trackback |

種類と棲息分布域

それでは今日は渓流魚のイワナとヤマメの種類と分布域の説明をします。判り易いように簡単な説明にします。ですから今回は棲息分布の説明に限り、その混生による問題は明日にします。

名前の由来(語源)は昨日説明しましたね。

それでは行きますよ。

まずはヤマメです。

「渓流の女王」と形容されるヤマメがこれです。



体側にある小判型の模様をパーマークと呼びヤマメやアマゴはこれがクッキリと見えるのが特徴です。
ヤマメの棲息分布は北海道、本州は酒匂川以北と日本海側、九州では瀬戸内海側以外の河川に分布しています。神奈川県酒匂川以西の太平洋側流入河川にには棲息していません。渓流域では中流部が大よそのテリトリーです。

次はアマゴです。



アマゴはヤマメに似ていますが体側に朱点が散在します。棲息分布も神奈川県酒匂川以西の太平洋側に流入する河川で、冷水を好み渓流の一見イワナが棲みそうな上流部にも生息します。酒匂川以北には棲息していません。

以上の様に、このヤマメとアマゴは自然環境下では絶対に同じ水域には混在しません。

それではイワナの説明をします。

まずはオショロコマです。



本来は北海道の北部、東部、中央山岳部の渓流に棲息するのですが、今は北海道全域で見られると言います。ですから上記の地域が本種生息域と言う事になるのでしょう。
腹部や鰭の赤味と体側の鮮やかな朱点が特徴です。

次はアメマスです。



本海側佐渡以北と太平洋側岩手県北上川以北の本州と北海道に棲息します。
体側にある大きな乳白色の点が特徴です。

次はニッコウイワナです。



太平洋側は静岡県富士川以北で岩手県北上川以西の河川、日本海側は佐渡以西から島根、岡山両県の東部にいたる棲息分布。
体側には細かい乳白色点と側線下部の橙色点が特徴です。

続いてヤマトイワナです。



静岡県富士川以西の中部地方の太平洋側と琵琶湖の水系に分布します。
体側にはアメマスやニッコウイワナのような乳白色点は無く朱点のみ点在します。

この他、紀伊半島のキリクチや山陰のゴギという稀少イワナもいますが、それは釣りをしない皆さんは知らなくてもよいでしょうね。

一応、こんな具合に日本列島のヤマメやアマゴ、イワナの分布域を説明しました。
みなさんは、ご自分の地方にどれが棲息しているかをご記憶下さい。

明日は混生の問題に触れてみますね。


2008年02月20日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

和名と語源

登山が趣味のみなさんが集うブログで「釣りの話ばかりでは・・・」とも思っているのですが、釣りを趣味としない方々にも知っていて欲しい部分がありますので、今週はあえて釣りや渓流魚の話を書かせて戴きます。

まずは、入りやすい魚の名前について書いてみたいと思います。これからの話の中で名前が判らないのでは進まないところもありますので・・・

では。

魚には学名和名とがある。和名とは文字通り日本の中での呼び名であり同じ魚であっても地方によって違っていたりもする。

ある魚が人間の生活に関わりが深ければ深いほど多くの呼び名を持っていたりする。ヤマメはヤマベ・ヒラメ・ヒラベ・エノハ・ ヤモなど色々な地方での呼び名を持っている。

 同じ魚に対して色々な名前があっては紛らわしいということで日本国内で統一し、それを「標準和名」と言う。またより広く、世界で統一されたている名前が「学名」である。

 いくら統一した名前とは言っても学名は我々釣り人には日ごろ余り馴染みの無いもので、それこそ魚類を学術的に研究する人々のものといった感じである。

我々釣り人の仲間内では標準和名や地方名を使い、イワナの事を学名を使いサルベライナス・リュウコメニス(英式発音)と言う人は居ないだろう。

 ちなみにこれはギリシャ語で「白く丸い円模様を持つサルベライナス」と言う意味でアメマスのことである。たぶん命名に用いられた検体がアメマスだったのだろうと予測される。

「サルベライナス」とはCharrのことで「赤い魚」という意味。イワナの成熟期に見られる腹部の赤い婚姻色から来ていると言われている。

さて、我々に馴染みが深いのはやはり和名や地方名であろう。



我々が釣りの対象としているマス属は生活圏でも呼び名を変える。すなわち河川型と降海型である。

サクラマスは降海型であり河川型はヤマメである。また下るのが海ではなく湖の降湖型はホンマスと呼ばれる。サツキマスは河川型がアマゴである。

ならばアマゴの降湖型をビワマスと呼びたいところだがサツキマスの降湖型とビワマスは違う種である。

その他、ヒメマスは海に下ればベニザケオショロコマは湖に降りミヤベイワナと名を変える。

現在は生物種はカタカナ表記と言うのが慣例となり今ひとつ呼び名に情緒が感じられなくなったが漢字を使うとその魚たちの生態や姿を思い浮かべられそうな気になるから不思議である。

ヤマメは「山女魚」と書き渓流の女神の様な容姿を思い浮かべられるだろう。イワナは「岩魚」と書く通りに岩に居着く魚である。

そういった意味からも私はHPに好んで漢字表記を使っているのだが、以前投稿記事を送っていた下野新聞社の担当記者には毎回カタカナ表記に直されたりしていた。



私は岩魚好きである。岩魚の名前についていくつかご紹介していく。

岩魚にはエゾイワナ(アメマス)、オショロコマ(ミヤベイワナ)、ニッコウイワナゴギヤマトイワナキリクチなどが知られている。

エゾイワナと言うのはアメマスの陸封型の岩魚であり北海道および東北地方に棲息している。降海型のアメマスは「雨鱒」の他にアメノウオ(ビワマス)と同じ「魚偏」に「完」を当てる事もある。どちらもアメマスの大きな白色点から雨を連想したものである。

オショロコマも北海道に棲息する岩魚である。北海道で岩魚と言えばオショロコマを指す。下流部をアメマスに凌駕され上流部にオショロコマが細々と・・・という図式に変わりつつある河川も増えているらしい。

オショロコマと言う名前が日本語名で無いのは容易に想像出来る。千島方面のアイヌ語でオショロコマを「ウスルクマ」と呼んでいたという資料があるという。その他「オソルコマ」という語源もあるらしい。片や湖降型のミヤベイワナは北海道大学の宮部金吾博士に由来している。

ニッコウイワナは文字通り栃木県の観光名所「日光」が語源であるのが一般的に知られている。「日光岩魚」とはなんと栃木県人に夢を与える名前ではなかろうか。

山陰地方に棲息するニッコウイワナの近縁種にゴギがいる。このゴギの名前の由来も面白い。山陰地方でもゴギをコギと呼ぶ地方があるという。山陰地方は地理的に韓国に近く古くから韓国との交流があった。韓国では魚を「コギ」と呼ぶ。山陰地方の岩魚に「コギ」の呼び名を付けたのも想像出来る。古く日本に渡来した韓国人から伝承され「ゴギ」は「コギ」から転じて広まったという説である。

本州においてニッコウイワナに対して富士川以西から琵琶湖東岸に棲息しているのがヤマトイワナである。ヤマトイワナは漢字ならば「大和岩魚」もしくは「倭岩魚」なのであろう。如何にも日本古来の岩魚を主張している呼び名であるが現在は減少しつつある。

そしてその中にあって最も絶滅を危惧されている近縁種にキリクチがいる。紀伊半島にのみ棲息し、半島内でも棲息地は連続せず点在的な生息域しか持たない。半島は国内の岩魚棲息分布の南限であり、このまま地球温暖化が進めば国内で一番最初に姿を消す岩魚なのである。

さて、キリクチの呼び名であるが岩魚には数々の地方名があるがキリクチはその分布域を含み唯一の呼び名であるという。その語源は「弘法大師が刻んだ木屑、切れ端が水に落ちたところ魚に化けた。」というもので切れ端、木っ端が転じて切り口からキリクチになったと言われる説がある。

土地々々の名所旧跡、温泉地の涌出起源など様々な由来に登場する弘法大師さまは岩魚の呼び名にまで登場されているのである。

 また、古い文献での吉野川特産物の絵に岩魚の絵があり「斫り口之図」と書いてあると言う。「斫」とは切り裂くの意で「切り裂かれたような口」という意味が転じてキリクチと呼ばれていたのではないかという説もある。いずれにしても古くから伝えられた呼び名であることは間違いない。

標準和名にそって簡単に岩魚を説明して来たが岩魚にも様々な地方名がある。大鳥池ののタキタロウなどもその一つである。カワイワナ・エト・イワバエ・ノボリイワナ・トコイワナなどなど、調べてみるのも面白いかも知れない。

2008年02月19日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

初めてのスノーシュー



キュッ、キュッ、キュッ 小気味の良い音がリズミカルに聞こえて来る。ズズズズズッとストックと通して僅かに伝わる雪の感触。

今日は初めてスノーシュートレッキングに挑戦しているぺんぎん隊だ。

雪の中で遊ぶのは何年振りか・・・?
隊長が生まれてこの方、スキーにも行っていないから何年じゃなくて十何年になるか。

スノーシューというのは3年位前から知ってはいたものの、釣り屋としてはとりあえず関係の無いアイテムだった。ところが、この「山行記録」は罪つくりである。みんながスノーシュー・スノーシューと騒いでいたら、いくら鈍感なぺんぎん隊も気になるのである。(笑)

「一丁やってみるか!」

そう思ったのは良いが、ぺんぎん隊は道具から入れるほど財政が豊かではない。かと言ってスノーシューハイキングのパンフレットをかき集めても参加費とスノーシューレンタルでお一人様8000円〜10000円くらい。二人で行ったら二万円・・・や〜めた!!

やっぱ結論として自前が一番安いのだと気が付いたのだが、やはりスノーシューは買うのは高い。片足ずつ買っても二人分だと4年は掛かるぞ!(片足じゃ売ってくれないらしい・・・笑)

そんな時にパソコンで見つけた栃木県公共施設のスノーシューハイキング募集記事。

参加費お一人様500円、スノーシューレンタルは別途500円掛かります。無料送迎バスもご利用戴けます。

これ、行くしかないでしょう!

さて当日、朝8時。

「何人くらい来るのかねぇ・・・」とのんびり電車で集合場所に向かう。集合場所の矢板市役所はまだ閑散としていた。ところがマイクロバスが到着した途端に何処から湧いて来たのか沢山の人・人・人。
総勢20人くらいか・・・。

ハイキングツアーに応募したのも参加するのも初めてのぺんぎん隊、「こんなもんか・・・」と妙に納得。

青空の街を後に高原山山麓の「山の駅たかはら」へと向かう。途中から雪がチラチラして来たと思ったら、現地は本格的な降雪。「まあ、スノーシューをしに来たんだから、こんなもんか・・・」と妙に納得。

今日の案内は森林パトロールの方々らしく7〜8名くらいがサポートしてくれる。総勢30人くらいいるかな?まあ、初めてだから多い方が心強いかも・・・

さて出発!

これで冒頭のキュッキュッとなるわけだが、結構楽しいじゃん!

積雪は70〜80cmといったところ。気温は−6℃。最初の内は長〜く一列縦隊に並んで歩いていたので、雪も硬く踏まれていて「これじゃ靴でもダイジだんべよ、なぁ?」なんて感じだったけど、それに気が付いたのか森林パトロールの方が「どこ歩いても良いですよ」なんて言ってくれて、一歩脇にそれたら「おおお、これスノーシューじゃん!」なんて妙に納得。

雪原を好き勝手に歩ける状態に隊長も大ハシャギ。あっちに行っては帰り、こっちに行っては帰りと、まるでクサリを外した犬のように寒さなんて全然感じない様子で走り回っている。

多少のアップダウンを含んだ雪原のハイキング3時間。



感想は「楽しい!」の一言。今回レンタルしたスノーシューは多分雪原など平地+多少坂道もアリくらいの場所に適したものなのだろうが、スノーシューで登山しようと言う訳でもないぺんぎん隊としては、これくらいでも十分楽しめると実感した。

さて、真面目にスノーシューの購入も考えねば!

片足ずつじゃ売ってくれないよなぁ・・・(爆)




2008年02月18日 by ぺんぎん隊 | 登山隊 | 6 コメント | No Trackbacks |

ピンソール

さて、物や事柄の印象というか使い勝手などを書きたいなぁ・・・と思いImpressionというカテゴリーを追加した。

第一弾は山岳渓流釣り屋ならご存知のピンソールだ。



これは超軽アイゼンのようなもので渓流シューズに着けるタイプだ。ご存知だとは思うが渓流シューズは靴底がフェルト貼りだ。これは濡れた岩や苔の上を歩くのに適していて水の中を歩く釣りに適したシューズなのだが、靴底が平らで泥に弱いのが難点である。

山岳渓流釣りというのは文字通り山に入り込む釣りであって、その往来には登山が付きまとう。山靴と渓流シューズを持てば良いのだか、如何せんお荷物である。かつてはシューズに紐を巻いたりして滑り止めにしたのだが、2003年頃に漸くこのピンソールが製品化となった。

仕舞寸法は携帯二つ分くらいで両足分260gと軽量コンパクトに出来ている。フェルトのシューズで草付きから泥壁までこなせ、尚且つ濡れた岩の上や苔の上でも役に立つ。デブリもこれを着ければフェルトシューズで歩ける。脱着も簡単なので本当に重宝する。



発売当時はピンソールの出現で山岳渓流釣りに革命が起きたとまで言われた。

しかし、この滑らないアイテムでひとつ重要な注意点がある。それは膝だ。特に坂道を下る時の膝に掛かる比重がかなり大きい。靴底がしっかり食い込み滑らない分、全体重のショックを膝で受ける形となる。歩き方に注意しないと一発で膝をやられるのだ。

私はこのピンソールのモニターから始って丸4年使い続けている。4年で2足目であるが1足目は隊長の足のサイズに合わせてまだ健在だ。

山屋さんが聞いたら大笑いするだろうが、私はこのフェルトシューズとピンソールのセットで折立から薬師沢、赤木沢を歩いて来た。その間、ピンソールを使ったのは太郎平からの下り、三角点を越えてから折立までの間である。

単純に余計な荷物を減らして酒を担いだだけの話なのだが・・・。

2008年02月17日 by ぺんぎん隊 | Impression | | No Trackbacks |

2007年栃木県内の山岳遭難まとめ



このほど昨年(2007)の県内の山岳遭難がまとめられて公表された。

総数27件、5人死亡 (県警まとめ)

 昨年一年間に県内の山で起きた遭難事故は前年比三件増の27件に上り、5人が亡くなったことが15日までの県警地域課のまとめで分かった。

遭難者の7割強は四十代以上の中高年で、6月と10月の事故発生が特に多かった。

冬山シーズン真っ盛りだが、冬山は命の危険に直結する場合が多いため、県警は「無理のない計画と十分な装備をしてほしい」と呼び掛けている。

 まとめによると、昨年は前年比で7人増の35人が遭難した。このうち、滑落で3人、急病で2人が亡くなった。遭難者の入山目的は、登山やハイキングが8割の29人。山菜採りと狩猟は5人だった。

 遭難原因は滑落と転倒がそれぞれ9人でトップ。6人は登山コースを見失ったケースだった。昨年6月には、佐野市の三毳(みかも)山の頂上付近で、ハイキング中だった中学生の近くに落雷があり、6人が足のしびれなどの軽傷を負った。

 月別では10月(八件)と6月(六件)が多く、ハイキングや山菜採りシーズン中の発生が目立った。年齢別では40代以上の中高年が26人だった。

 今回の統計には含まれないものの、神奈川県の男性4人が今年1月、日光白根山で遭難し、登山歴10年の1人が死亡した。交通規制を知らないなどのずさんな登山計画や、猛吹雪での道迷いなどが重なったために起きた悲劇だった。県警は「冬山で遭難しないためには、入山しないのが一番」とする。

 遭難しないための注意点として

(1)体力に応じた無理のない計画と十分な装備
(2)登山計画書を警察署や登山口に提出する
(3)一人での入山を避ける−などを呼び掛けている。


確かに山菜・キノコでの中高年の滑落事故や道迷いは毎年新聞を賑わしている。
つい昨日は日光白根山登山に入ったという千葉県の男性の家族から届出があり捜索活動があったが、実はこの男性は長野・群馬県境の別の山に登っていたと言う。登山計画書未提出、家族への行き先の告知を怠った結果だ。

山は楽しい。

でも危険も沢山あるのだ。

2008年02月16日 by ぺんぎん隊 | 登山隊 | コメントを書く | 1 Trackback |

頑張れ、高校生!

栃木県には関東の四万十川と言われる那珂川が流れている。この那珂川には毎年数多くのサケが産卵のために遡上して来る。

遡上して来たサケは適当な産卵場所を探して産卵をするのだが、これが終われば後は死を待つのみとなる。毎年、晩秋の那珂川は産卵を終えたサケの死骸が川原を埋める。



この光景に行動を起こした高校生がいた。

栃木県立馬頭高校水産科の生徒たちだ。彼らは累積するサケの死骸を天恵と捉えて利用する事を考えたのだ。

すなわち、サケの死骸を単なる自然のサイクルとして川原に朽ち果てさせるのではなくて、産業としての再利用を考え、一つの製品を生み出した、それは魚醤だ。

この魚醤、那珂川のサケ使い魚醤にと題された記事を読むと、培養した酵母をしょうゆと水、食塩、ブドウ糖と混ぜてスターターと言う魚醤の元になるものを作るそうだ。サケは一般捕獲が禁止されているので地元漁協から2匹のサケを譲り受け、食塩、ブドウ糖とスターターとを合わせて約2ヶ月、毎日かき混ぜて発酵させ、最後にろ過して澄んだ茶色の魚醤の完成となったという。独特の香りと甘味が特徴で刺身や豆腐に合うという。同校生徒達は今後外来魚の魚醤にも挑戦したいと意欲を燃やしているとのこと。



馬頭高校水産科は釣り屋の私の視点で以前から注目していた高校。淡水における増養殖を主体とした水産科は全国でもここだけ。淡水生物に注目し、その生理・生態から増養殖、食品加工などについて科学的かつ体験的に学び、水産技術者として多方面で活躍できる人材を育成している。

また、環境教育をはじめ、自ら主題・計画を決め、主体的に研究する「課題研究」に象徴されるように、水に触れ、魚に触れ、自ら自然と対峙する精神と情操を養成している。そんな毎日から生まれた今回の魚醤であるから周囲とも協議をして、是非ともサケの遡る川那珂川の特産品として製品化に漕ぎ着けて貰いたいと思っている。

海なし県である栃木県でも水産科は頑張っているのだ。



2008年02月15日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

ぺんぎん隊、財政難に悩む・・・の巻き

ぺんぎん隊の隊長は小学5年生にして身長150cmを越えた。体重は42kg。今は上に伸びている期間だ。

ここで大問題!

自分が引き込んだ山登りの世界なのだが・・・身に付ける物が追い着かない。

昨年買った防寒ズボンはツンツルテン、レインウエアも下に着ている衣服の袖や裾が飛び出している状態。

「隊長、急にデカくなり過ぎですから!」

今までは渓流釣りの用具を山登りに代用して来たのだが、ついに買い替えの時期を迎えて大いに悩むぺんぎん隊財務大臣である。

これから始る渓流釣りシーズンに備えて準備を進める傍ら、登山具の充実も図りたい。

とは言え「隊長に買うくらいなら私の物の方が・・・」という邪念が頭に浮かぶ。

「いやいや、それではいけない。自分より隊長が優先なのだ!」と言い聞かせながらスポーツ店で購入したレインスパッツが何故か二つ。そう、私のも買っちゃった!

こんな調子じゃ財政は逼迫するばかり。



ソールが剥がれた隊長の靴。

これまた子供の靴は結構高値なのである。修理に出すのも結構安くは無い。今年は渓流シューズも買い替えの年である。

仕方が無いので自力で修理。

これ、渓流シューズのフェルト貼替えと同じ要領です。(笑)



1シーズンくらい持つだろう・・・
どうせ来年は足がきつくなって買い替えですから!

2008年02月14日 by ぺんぎん隊 | 登山隊 | | No Trackbacks |

昔々あるところに・・・

こう始るのは夢のあるおとぎ話。

でもこれは・・・

みなさんはこれを見て何か感じますか?



2007年春、地元漁協さんが放流用に用意してくれたサケの稚魚です。



地元漁業組合のご協力で近隣の保育園園児たちとサケの稚魚放流会をしました。

ところが・・・

2008年春

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何とも寂しい光景に出会いました。
昨年晩秋にサケが自然遡上して産卵をした川が泥に埋まりました。




2008年02月13日 by ぺんぎん隊 | 栃木の自然 | コメントを書く | No Trackbacks |

しもつかれ

「初午」(はつうま)は、もともとは、和銅四(711)年の2月の午の日に、京都の伏見稲荷大社に祭神が降臨したのを祀ったのが最初といわれています。

初午詣には、『今昔物語』や『枕草子』にも参拝の様子が記されていて、平安時代の初期から熱烈な信仰がありました。

江戸時代の学校である寺子屋の入学は2月最初の「午(うま)の日」。「初午の日からおっかないものが増え・・・」と家族や近所の人しか知らずに育った子どもが、初めて寺子屋で厳しい師匠の指導を受けることになる様子が描かれている書物もあります。

今年の初午は2月12日。

さて、栃木県の2月初午といえば「しもつかれ」

「しもつかれ」と言うのは栃木県の郷土料理。昨年末に農水省から発表された「農村漁村の郷土料理100選」に堂々入選した料理です。

「しもつかれ」は「しみつかれ」「すみつかれ」とも言われ、その語源は一説では「下野(しもつけ)」から来ているとも言われていますが、実際は江戸時代の説話にある救荒食(きゅうこうしょく)「酢むつかり」からと言うのが有力だとされています。



作り方は基本の食材として鮭(新巻鮭)の頭・大豆(節分に撒いた残り)・大根・人参・油揚げ。
野菜を目の粗い大根おろし器の鬼おろしで粗くすり下ろして酒粕と共に煮込みます。

それぞれの家庭でそれぞれの材料や作り方があって勿論それぞれ味も違います。我が家の場合は鮭の塩っ気だけの味付けですが、砂糖や醤油を入れるご家庭もあると聞きます。

「7軒から戴いて食べると中風にならない」「なるべく多くの家のしもつかれを食べると無病息災だ」などと伝えられ、隣近所でやりとりする風習もあります。



見た目が悪い事から如何に郷土料理と言えども食べられない県民も多い食べ物で、一部地域では学校給食にも出されたりしますが、唯一「残しても良い給食」として有名であり笑いを誘う食べ物でもあります。

海の無い栃木県が有る物で作り出した郷土料理。自給率の低さが問題とされている日本ですが、まだまだ探せば素朴な料理が埋もれていることでしょう。

2008年02月12日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

ぺんぎん隊の週末・・・#2

さて、宇都宮で無事に演奏会を済ませたぺんぎん隊。その足で釣り屋仲間の新年会に向かった。

場所は群馬県沼田市。

通常の季節なら日光から金精道路を抜けての沼田入りだが、金精道路は冬季閉鎖のために桐生市の方からぐる〜っと回り込まなければならない。



遠〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!

おまけに

雪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!(伸ばす必要無いか?)

しかも夕方5時から翌朝まで

長〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い、宴会!

まあ、宴会の内容は渓流事情から今期の釣行計画などなど・・・お陰で今年の予定も大方決定、忙しいぞ〜!

参加者は宇渓会の瀬畑翁をはじめ岩遊の豊野会長など、渓流・沢登り方面では重鎮の方々も混ざり、またまた色々と勉強をして参りました。





2008年02月11日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | コメントを書く | No Trackbacks |

ぺんぎん隊の週末・・・#1

この週末は忙しかったぺんぎん隊。
その内容は・・・



土曜日午前中、NHK宇都宮放送局で行った和太鼓の演奏。

当日は放送局のイベントで他にも色々な催しが開催されていました。
隊長もNHKの人気キャラクター「おしりかじり虫」と記念撮影をして喜んでおりました。

さて、この和太鼓ですが、隊長が通う小学校の有志児童と地域住民有志から成るクラブで、およそ発足から2年半。

運動会や文化祭、地域夏祭りなどでの演奏経験はあるものの、今回の様に外部からの演奏依頼は初めての経験でした。

それでも全員緊張しまくった割には上々の出来具合でした。

今にも雪が降ろうかという寒空でしたが、寒い中でも大勢の方が立ち止まって耳を傾けて下さいました。とても気持ちの良い演奏が出来て気分は上天気の土曜の朝でした。



(・・・#2につづく)
2008年02月11日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |

父親として、副隊長として・・・

 父親と息子の関係というのはどんなものが理想なのだろう。

怖いものの代表のように言われた「地震・雷・火事・親父」の時代は遠い昔に過ぎ去って家庭内の男達の地位はかなり低くなっている。

我が家の場合もご多分に漏れず「母親・女房・娘二人」が怖い存在である。ちなみに母親と女房は2面性を持つ同一人物である。

このように我が家は四面楚歌の状態にあるわけで、それは息子とて同じ思いなのであろう。「同病相憐れむ」ではないがお互いを和みの相手として欲しているように思える。

母に怒られた時、女房に怒鳴られた時、お互いに目と目が合い「頑張れよ!」と励まし合うのである。



 そんな父子であるから休日などは朝からず〜っとくっ付いて離れない。父がトイレに入ればドアの外で待っているといった具合である。

楽しい・楽しくない・は二の次で何時でも何処へでも一緒について行くということになる。そうなると自然、父のやる事成す事全てを観察する結果となるのである。

 そして父の生活を観察しているとどうも仕事の時より遊びの時に生き生きしている事を知る。父の遊びはパソコンと釣りである。パソコンをいじっている時でさえ画面はどうも釣り関係の事らしいと知る。

天気が良いと外に行きたがる父親というものを不思議な思いで受け止めている。父に対して「家で遊びたい。」などとは言ってはいけない言葉なのだと知る。

自分は児童館や公園で遊びたいのに山や川に連れてかれてしまう。こうした息子の気持ちは十分に察している私ではあるが公園で息子とキャッチボールをしているよりは連れ立って山を歩いている方が楽しいし、息子を背に釣り竿片手で川を歩いている方が面白い。自分勝手と言えば全くその通りなのである。

 しかし、いくら世間が広いとは言え、息子にとって父親という相手は世の中で私ひとりだけなのであり、私とのこうした無理矢理な関係でもなければ息子は父親との山登りも岩魚釣りもきのこ採りも山菜採りもしないと言う事である。

そしてもっともっと本音を言わせて貰えば、休日の父親のありのままの姿を知っているのは家族の中で息子だけだと言う事である。

女房も娘も釣りに出掛けたことは知っているが、行った先で何をしているかなど予想も出来ないし、また興味も無いことだろう。



焚き火の傍らで酔っ払ったり、川にジャブジャブ入って水遊びしてみたり、岩をよじ登って雄叫びを上げたり・・・。

父は何をすれば喜び、今何をしたがっているかと凡そ親子関係が逆転したかのような父への理解が彼にはあるようだ。

 これら一連の関係は良し悪しを問うても答えが出るものではない。他人に(家族も含めて)どうこう言われるものでもない。

私と言う人間がこの世から消えて無くなり、息子が遠い昔を思い出した時、そこに父がいるか居ないか。その父を自分がひとりの父親として受け継いで行けるか。その答えは息子だけにわかることであり、今は只々一生懸命に自分の存在を彼に誇示しているだけの私なのである。

今も私の中に生き続けている父に「私はあなたの様に良い父親でしょうか?」と問い掛ける。「おまえは遊び過ぎだ!」と笑顔で父は言うだろう。

息子よ、自信は無いがありのままの父を見ろ、そしてこれからも楽しく遊ぼうじゃないか。


2008年02月10日 by ぺんぎん隊 | 渓あるき | コメントを書く | No Trackbacks |

季節にからめて・・・

今日のぺんぎん隊は忙しいです。

午前中はNHK宇都宮放送局の広場で和太鼓の演奏会をして、それが終わったその足で群馬県の沼田で行われる釣り仲間との新年会に二人して出掛けます。

それぞれの様子は後日のブログでと言うことで、今日は出掛ける前の慌ただしい時間の中で簡単な記事を書いて出発致します。



今月6日、榛名湖の穴釣りが解禁になりました。暖冬の影響もあり湖が凍らず2年振りの解禁だそうです。

穴釣りとは、湖上の分厚く凍った氷に穴を開けて、そこから釣り糸を垂らしてする釣りの事です。いわば冬の風物詩となっている釣りですが、残念ながら栃木県内では湖面が凍った状態の穴釣りが出来る湖は無くて、群馬県の榛名湖や福島県の桧原湖に行くしかありません。

さて、この釣りで釣れるのがワカサギという魚です。漢字では公魚と書きます。ワカサギと言う呼び名はワカ=若い・サギ=小魚と言う意味ですから何故「公魚」と言うのでしょう?

それは、江戸時代に遡り水戸藩が将軍に年貢としてこのワカサギを収めていたために公儀御用達の魚、すなわち公魚と呼ばれるようになったとのことです。

このワカサギ、正式にはサケ目キュウリウオ科ワカサギ属ワカサギというのですが、このキュウリウオ科には皆さんが知っている魚が他にもいるのですよ〜。

アユ・シシャモ・チカ・・・知ってます・・・よね?(笑)

さて、もう一つ

これらの魚はアブラビレという鰭を持っています。アブラビレとは背びれと尾びれの間にある小さな突起の事で、特にヒレとしての役割は無いらしく、古代魚からの名残りとも言われています。

アブラビレはサケ目の魚に多く見られる事からアブラビレ=サケ目と思われがちですが、アブラビレを持つ魚類は他にも多くいます。

観賞用熱帯魚のネオンテトラやナマズの仲間、それにピラニアにもあります。

私たちの様にイワナやヤマメを釣る釣り人の中には、何を勘違いしたのか「私はアブラビレ専門なのですよ。」なんて胸を張って言う人がいますけれど、自分の背中に有るのならともかく、釣った魚にアブラビレが有るからと胸を張るような事でもありませんよね。(笑)


それではこれでお終いにして新年会へと行って参ります。
細かく話題選んでいる暇が無くて適当な記事になってしまったところはお許しを・・・

2008年02月09日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | コメントを書く | No Trackbacks |

歩き出した魚たち

歩ける魚

淡水魚とは?

 言わずもがな、淡水魚とは淡水に棲む魚のことです。マス属などは海に下り一時期を海で暮らす事もあるのですが・・・。

実はこのくだりが後ほど重要な意味を持って来るサスペンス小説ばりの文章構成として今は思いついたままに書いているのですが、多分近頃健忘症気味の私の事、その時はもうそんな事はすっかり忘れてしまっていることでしょう。

 日本は周りを全て海で囲まれている島国です。それは何を意味するのかと言うと自然界での淡水魚の放出、侵入は不可能と言う事なんですね。

大昔に大陸から切り離された日本は島国として独自の生物圏を作って来たわけです。

長い年月をかけて・・・。

それは魚類だけに限らず、陸上動物や植物にも見られる独自の生態系なのすが、中でも琵琶湖などは地球上で3番目、四百万年クラスの古代湖として非常に重要な生物圏を、それこそ気の遠くなる様な時間を積み重ねて構成して来たのです。

私は釣り屋ですから魚類に限って話を進めて行きますね。

ご存知のように魚類は陸を歩けません。淡水魚にとっては例え隣の川であっても水路がつながっていない限りは一生知ることの無い別世界です。

それだからこそ、この狭い日本であっても多種に渡る淡水魚が生息しているのです。

自然界において近似種の交配によって種の統一がされてしまうことは重大な事件です。日本のように淡水魚を取り巻く環境が閉鎖的であればあるほど自然な生物多様性が求められることになります。色々な生物がそれぞれの役割を持って一つの生態系は成立して行くのです。

 ところが陸を歩けない筈の魚たちに大きな変化が起きました。人間の登場です。陸を歩けず海を泳げない淡水魚に足を与えたのです。

 分水嶺によって左右に分かたれた流れが沢となり川となります。それぞれにはそれぞれの魚が泳ぎ暮らしています。

ところがある日、魚と共に峰を越す人間が現れました。淡水魚が切り離されていた筈の水域を移動したのです。

これは生物圏における飛躍的な事件です。

こうした事は一本の水系によっても起こります。それは滝上への移動です。人力による持ち上げは遡上力を自然として来た魚類にとっては飛躍的な移動です。

地殻変動により起きた遡上への障害物に人間が手と足を与えて乗り越えさせたのです。源頭放流という行為です。これには釣り屋の私自身も大きな疑問を残しています。残している以上は私は行動に移しませんが我々渓流の釣り人の世界での事実ではあります。
 
こうして隣の川、同一水系の上下流の話でも「ちょっと待てよ!」と思いたくなる事例は数多いのです。

しかし事態はもっと重大です。

移動方法が人力から動力へと進歩して今や日本中は元より、海を越えてまで淡水魚がやって来る時代となりました。

こうしてやって来たのがブラックバスであり、ニジマスブラウントラウトなのです。



 こうした閉鎖水域での移動・侵入で日本の淡水魚の将来はどうなってしまうのでしょうか・・・

 かつて、日本の淡水魚を保護する団体がチベットの山奥にアマゴを放流したといいます。屋久島にはヤマメを移植したという事実もあります。もともと棲息していない筈の場所に移植をしたのです。

現在のように生態系云々にうるさくない時代の話とは言え淡水魚保護においてトップクラスの組織が淡水魚の保護の名の下に起こした事実です。

絶滅寸前の種を将来まで保護して行くのは当たり前ですが、しかし場所を変えてまで繁殖させ保護する必要はあるのか?その意味とは何でしょう?

日本の魚は日本にいてこそ意味がある。地方の特別種も同じです。その土地にいるから意味がある。そこに棲息していたのには理由がある。

棲息が保てない環境であるなら絶滅は仕方ないとは思いませんが、だからこそ棲息可能な環境を保つ方の必要性を多方面から努力するべきなのだと思うのです。これは河川改修や森林荒廃などの様々な悪影響が与えて来た結果だからです。

ここの環境がダメなら別の土地で保護保存をして行けば良いというものではありません。ビワマスは琵琶湖に居てこそのビワマスなのですから・・・。

 話を戻しますが、こうして足を得た魚たちは生息圏を複雑にして来ました。その最たる事実が放流事業です。これこそ足の生えた魚が全国に移動している事に他なりません。

さらに放流事業の副作用が在来魚種の遺伝子のかく乱にもつながってもいるのです。ヤマメの放流に混ざるアマゴの稚魚、アユの放流に混ざるブラックバスの稚魚やカワムツなど地方種の混在。

漁協が行う増殖の名の下に繰り返される淡水魚の移動には本来細心の注意が必要なのです。

 実は今回はニジマスとブラウントラウトについて話を進めて行くつもりでした。それに関わる問題として淡水魚の移動について書いたのですが思わぬ長さになってしまいました。話はまたも次回に続く事になります。

とは言っているが実のところ、まだ話がまとまっていないだけの話なので、そこが駄文たる所以でもあります。

果たして次回はあるのだろうか・・・(笑)


2008年02月08日 by ぺんぎん隊 | 渓あるき | コメントを書く | No Trackbacks |

道迷いの臭い



先日、古賀志山に登って来た。南登山口からのチャレンジ。いつも入る北登山口からより山頂までの行程は近い。多分、古賀志山登山では一番メジャーな登山口だ。ちなみに中尾根コースという登山道もあり、これは途中に岩登りもあるコースだ。

さて、メジャーな南登山口、でもぺんぎん隊は初めて・・・

何で今回はここから入るのかと言えば、天気が下り坂、その結果の予報は雪となっていたので、天気が良い内に一山やっつけておきたかったから山頂まで一番早く到達出来るコースを選んだのだ。

単に山に行きたかっただけ・・・とも言う。(笑)

この登山口から登るルートにはそこそこ有名なロッククライミングの練習ゲレンデがある。訪れるクライマーも多い。

そしてそのゲレンデから上が今回の主題「道迷いの予感」の場所である。

この古賀志山、かなり難易度が高い。それは何か・・・ルートファインディングだ。

低山の常として作業道の多さは皆さんも経験があることでしょう。ここもご多分に漏れず林業関係の作業道や巡視路がありますが、更に獣道よりも踏み跡がハッキリと残る不明の道が縦横に走っている。

登山道を忠実にトレースしていた筈が、いつの間にかそれよりしっかりした道が向こうに見えるといった具合。

「あれ、ここは何だ?」となる。

休憩中、我々の目の前を8人のグループが通り過ぎる。登山道は斜面に突き当たり、そこを右に折れてトラバース気味に主尾根まで高度を上げて行くのだが、実はその突き当たりは突き当たらない。訳の判らない文章になっているが、右に折れてトラバースが始る地点に右に折れずに真っ直ぐに進む踏み跡がある。真っ直ぐなので一見正規の登山道に見えなくも無い。この踏み跡はそのまま斜面を登り、尾根を乗っ越して反対側を山頂に背を向けて下って行く。

彼らの目的が何か判らないので「その道は違いますよ。」とは言えない。

実は、この古賀志山には「古賀志マニア」というのがいるそうなのだ。岩場の多い低山である古賀志山は探検登山の標的にもなっているという。
探検登山というのかどうかは知らないがバリエーションルートを開拓する登山の事を意味している。

正規の登山ルート以外から山頂にチャレンジする。

「朝日や飯豊より金が掛からなくて面白い。」といい歳したおじさん達(「じ」と「さ」の間に「い」が入りそうな)が道無き所に道をつけているという。それが成功しようがしまいがルートとしては踏み跡が残るわけだが、これがとても多いのが古賀志山の特徴だ。

山頂から手に取るように里が見える583mの山。麓には整備された森林公園が広がる低山。そんな山で過去に道迷いで1週間山中を彷徨ったという遭難事例を持つ。昨年は宇都宮市会議員が遭難して山中一夜を明かし、携帯電話で救助要請をしたという経歴の山だ。その他滑落事故も多い。

このコースが初めてのぺんぎん隊は地形図を取り出して確認。コースの何処にも尾根を越えるルートは記載が無い。山頂とも方向が違う。周囲を見渡す。

面白い事に、今回初めて私達はこのルートを登って、迷う事無く山頂まで導いてくれた物の一つに↓これがある。



地元小学校の児童が書いたポスターだ。

これが山の景観から見て良い悪いは全くの別問題として、このポスターが所々のスギの幹に貼ってある。当然、それは登山道を示している。

多くのハイカーから市役所宛に「古賀志山の登山道を整備しろ。」という苦情が多いと言う。だがこの山域は実のところ民有地が大半であり、市が示道標などを立てて手を加える訳には行かないのだそうだ。苦肉の策の地元小学校の登場なのである。

登山慣れした者だけなら良いが、時には家族連れも訪れる森林公園から繋がる近郊の親しみある低山。

この南登山口からの登山道には道迷い事故の予感がプンプン臭って来るのだが・・・

2008年02月07日 by ぺんぎん隊 | 登山隊 | コメントを書く | No Trackbacks |

釣りと挨拶

友人の釣り屋から「釣りを何も知らない人があの記事読んだら釣りってネクラの世界なんだ・・・って思われ兼ねないよ〜。」とご指摘を戴きましたので、急きょブログ記事を入れ替えまして、今日の議題は「釣りと挨拶」!(爆)

まあ、その友人もこうして重箱の隅を突付く様な感じですから、けして他人から見れば明るい性格には見えないのですが、言われてみれば私も人に出会えば挨拶はしますから釣り=無愛想という公式には成らない訳でして、素直に訂正させて戴きます。(笑)

しか〜し!

私の場合、釣り師釣り屋を明確に分けておりまして、里でヤマメやアユを狙って「糸の太さがコンマ0幾つだ!」などと言っておられる言わば魚を釣る事を真面目に考えている方々は釣り師であり、私の様に2年も同じ糸を使って「得した!」と喜び、イワナも釣れたらいいなぁ的に、どちらかと言えば釣りよりも沢を歩く事や山菜やキノコやブナの森など渓流を取り巻く環境の方に楽しみを見出す感じの者を釣り屋と呼んでいます。

まあ、いい加減な釣りをしていますのでおこがましくも自分自身に「師」などと付けられないのが本音ではあります。自分達を「師」なんて呼ぶのは釣り人くらいでしょうか。(苦笑)

また、こういった私の様な釣り屋は本質が登山に似ていますので沢の状況などの情報収集などの兼ね合いから結構会話を交わします。場合によってはテン場を分け合うなどもありますから結構友好的な関係があります。それでも登山時の様な明るい挨拶とはちょっと違いますけど・・・。

その点、里の釣りは漁協さんの放流魚を一生懸命に釣るわけなので、ある意味釣りは真剣勝負であります。釣った魚をビクに入れている間に目の前で他の人が竿を出しているなんて笑えない事も起こります。頭越しの入渓なんて非常識は茶飯事となるわけで、友好的な関係は生まれ難い状況なのは確かです。

ところが賢パパのコメントにも有りました様に竿を持たない相手にはかなり友好的な対応をしてくれます。そう、みんな根は気のいい方たちなんですね。(中には変なのもいますが・・・笑)

竿を持たないで集う釣り人たちは親切ですよ〜。明るいし。(笑)
旧知の仲の様に釣り談義に花が咲いて止まる所を知らないのは山屋さんたちと一緒でしょう。

それと言うのも私の友人達が良い証拠



彼ら、当然ながら釣りをしますが明るくてとても友好的です。友達だから友好的なのは当たり前ですが、そもそもの始まりが全員ネットで知り合った赤の他人です。

当時、私のHPは元祖出会い系サイトと言われていたくらいに掲示板やメールから始まった交流を現実の釣りへと変えて行きました。

けして不純な出会いではありませんよ〜、みんな男ですから。(笑)

それでも釣り大会をしてみたり、忘年会をしてみたり、山行記録の皆さんみたいにオフ会を盛んにやりました。内向的じゃ出来ない話ですよね。

私が時々ブログでも話題にしている「出会いを大切にしたい。」というのは、こんな感じに友人を広げて来た経緯がそう言わせているのでした。

趣味で人格が判る筈も無く、釣り屋も山屋も人と人ですから出会いから始まる事を期待して挨拶はして行くつもりです。

挨拶は人間の基本なのだ〜!(ん、昨日も書いたか・・・笑)

2008年02月06日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

登山と挨拶

釣り屋の私が久々に山を登り始めたのが2003年の初秋で、山岳渓流釣りの足慣らしトレーニングとして始めたものでした。「いつかは一緒に岩魚釣りを・・・」との目論見から最初の登山から隊長を連れて登りました。

その日の登山道での話を書きたいと思います。

駐車場に車を止めて二人連れ立って歩き始めました。5分も歩かない内に前方から下山して来る人が見えました。

「もう降りて来る人がいるんだね。」

「暗いうちに登ったんじゃないの?」

「そうなのかな・・・」

ゴチョゴチョと小声で話し合う私たちは、すれ違い様に

「こんにちは!」

と挨拶をされてビックリ。

それは私の耳に新鮮に感じられたからでした。

「そうそう、思い出した!山登りをする人はお互いに挨拶するんだった。」

隊長にそう説明しながら私は一つの事を考えていたのでした。

「釣り屋は出会っても挨拶などしない。」

こんな釣り屋の風習に慣れ切っていた私が、今そこで出会った全く見ず知らずの人から掛けられた「こんにちは」の挨拶を新鮮に感じたとしても、けして不思議ではないでしょう。

釣りという遊びは経験された方ならご存知でしょうが、かなり閉鎖的な遊びです。
釣り場は内緒、下手をすれば行った川さえ内緒にする人もいます。
釣りの仕掛けや餌なども極力他人には見せない。教えてくれたとしても、よくて仲間内だけと言う人がかなり多い。
反面、釣った数は多めに、大きさは倍以上に吹聴するアホもいますが・・・。

当然、釣り場で顔を合わせたとしても飛び交うのは激しい火花であって挨拶などは有り様が無いのが現状です。

釣りの場合は獲物という限られた相手がありますから閉鎖的なのは仕方が無いのでしょうが、余りにも暗い世界であるのは悲しいかな間違い無いことです。

その点、登山は開かれた自然が相手ですから取り合いなんて浅ましい行為は無いのでしょう。みなさん大らかで・・・、まあ中には変わった方もいらっしゃいますが。(笑)

登山の場合、この挨拶の関係かは知れませんが結構みなさん協力的ですね。ゴミ拾いもそうですし、イザと言う時の救助なども自分の登山予定をキャンセルしてまで手を貸したりもあるようですね。



ところで、とても新鮮に感じた登山の挨拶なのですが、あの時から既に4年以上が経ち、かれこれ1000人以上の方々とは挨拶を交わして来ました。山で出会う大体9割の方は挨拶をされる傾向にありましたね。

大体は「こんにちは」で済むのですが、中には話し好きの方もいまして「どちらから?」なんて聞かれることもあります。「どちらから?」「宇都宮です。」で終われば良いのですが「あれ、宇都宮の何処?○○知ってっけ?」なんていきなり自分の友達の事まで話し出す人までいたりして・・・。(笑)

それと一度だけ経験したのが遠足登山との出会い。ゾロゾロとやって来る子供たちが目を輝かせて「こんにちは!」と挨拶してくれるのですが、多勢に無勢、こちらは二人に対して相手は40人くらい。よせばいいのに気を利かせた先生が「ほら、道を譲ってくれたおじさんにきちんと挨拶するんだぞ〜!」と叫んでいます。勘弁してくれ〜!

仕方ないので「こんにちは」「頑張れよ」「転ぶなよ」「走るなよ」「押すなよ」「宿題やったか?」「歯磨けよ。」なんてパターンを変えながらやり過ごしましたけど・・・。

まあ、見知らぬ人と挨拶を交わすことはとても良い事。郷に入れば郷に従えで私も挨拶をしながら登山をしています。

うん、挨拶は人間の基本だ!



2008年02月05日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | | No Trackbacks |

春が来た!

先週末に節分を話題にブログを書いてしまいましたが季節柄また今日も少し話題に入れながら書いてみます。

昨日が節分でしたからみなさんのお宅でも豆まきをされた事でしょうね。今頃は奥様は家中の掃除が大変なのかも。まあ、今は小袋に10粒くらい入った酒のつまみみたいな福豆もありますから、それを撒くご家庭も多い様ですね。



さて、前回も書きましたが節分は旧暦の大晦日。と言うことは翌日である今日が立春です。

立春から数えて88日目を八十八夜と呼びます。立春(りっしゅん)は二十四節気の1つで大体2月4日ごろで春の初めとされます。 この日から立夏の前日までが春。冬至と春分のほぼ中間にあたります。立春以降初めて吹く南よりの強風を春一番と呼ぶのですよ〜。

そうそう、この旧暦で思い出すのが占いです。

昔の人はよく方角を気にしたりしますね。この占いの境目というのが立春なんです。私も詳しくはないので適当な説明で申し訳ないのですが、立春には時刻もあるんですよ〜。今年で言えば今日2月4日の20:00頃ということです。

だから占いの年度末が今日の夜8時ころ。今年の運勢が悪かった人も今日の夜8時からは別の運勢が巡ってくるそうです。

さて、今日から春。

最近の春と言えばこいつです。



いやな季節になりました。

これがはびこるのも森林荒廃のせい。伐採されずに山林に立ち並ぶスギやヒノキの老木が元凶です。

スギ花粉やヒノキ花粉は風交配の種類ですから、これから風が強くなると大変です。

低山ハイキングなんてこれらの中を登るようなものですから嫌になりますよね。見たくも無いけど山を歩いていれば目に付くスギの花。葉先に付いたのが黄色なら雄、緑色が雌です。

かつては高値で取引されたスギですから全国に植林されましたが、実は日本特有の木なんですよ〜。(受け売りですが・・・)

今では九州の一部に自然林があるだけなのだそうです。

さて、春が来たら山で食い物探しです。何があるかな〜・・・・・(笑)

2008年02月04日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | 9 コメント | 1 Trackback |

今日は雪で暇なので・・・



昨日は宇都宮市近郊の古賀志山に登って来ました。
山行記出来上がる前にこんなの作ってみましたが、如何でしょ?



見られますかね?
2008年02月03日 by ぺんぎん隊 | 登山隊 | | No Trackbacks |

リュックとザック

山行記や釣行記を書く時に悩んでしまう他愛の無いものってありませんか?

私、あるんですよ。これですが・・・

リュックかザックか?

リュックというと何か軽い気がしてザックの方が重装備みたいに聞こえてカッコイイかな・・なんて。(笑)

それで調べてみました。

リュックサック(独: Rucksack)は主に登山用の荷物を入れて担ぐための袋。ドイツ語本来の発音は「ルックザック (Rucksack)」で、「背中袋」の意味である。別の呼び名でリュック、ザック (Sack)、バックパック (backpack)、ナップサック (knapsack)、背嚢(はいのう)などがあります。

日本語で「ルック」が「リュック」になったのは、語源のリュッケン (背中) からとも言われますが、英語では「ラックサック (rucksack)」で登山の専門用語で一般には通じにくいそうです。「バックパック」「背嚢」はそのまんまの直訳です。

「バックパック」という訳語はイギリスで生まれ、1910年代に北米に広がっていったそうです。それ以前は「ナップサック (knapsack)」「サックパック (sackpack)」と呼ばれていて、現在でも主に北米でこう呼ばれている様です。なお日本では、「ザック」に引きずられてか「ナップザック」「ザックパック」とも言います。

日本では「ナップサック」は小型のものを言うことが多いが、英語ではこのような意味合いはないそうです。

と言うことで、小さな悩みは小さいままで終わりました。どちらも同じ、文章にどちらを使おうが構わないという結果でした。



余談ですが、うちの次女や長男が通学に通う時に使っていたのもリュックサック。私の頃はズック布製の横掛けカバンか皮の手提げでしたが、今は安全性、機能性でリュックサックの使用が推奨されている様子です。しかし肩ベルトを目一杯伸ばしてザックの位置がお尻の辺りというのは安全にも機能的にも見えないのですが・・・。

2008年02月02日 by ぺんぎん隊 | 何だろう?シリーズ | コメントを書く | No Trackbacks |

ICカード認証制度

新聞の記事によるとタバコの自動販売機にICカードを利用して未成年者への販売を規制するシステムが出来たといいます。

私がタバコを辞めてからかれこれ5〜6年になりますが、この記事を読んである出来事を思い出しました。

それはタバコを辞める一因にもなった出来事でした。

一日2箱くらい毎日せっせと喫煙し人生が煙に巻かれていた頃のことです。

仕事から帰宅し晩酌を始めようかという頃合に生憎タバコを切らしてしまった私。
当時、中学3年生の長男は私の恰好の使いっ走りだった。「タバコが無い」と言えばタバコ屋に走り、「酒が無い」と言えば酒屋に走った可愛い奴でした。(今は生意気ですが・・・)

中学2年生の時に行った修学旅行では少ない小遣いから京都土産に灰皿を買って来てくれたりもしました。



そんな彼がその日はこう言ったのです。

「お父さん、タバコ買いに行きたくないよ。」

「どうしたんだ、面倒なのか?」と聞くと

「違うんだよ、僕が吸うのと間違われるから嫌なんだ。」

と言う答えでした。

言われてみれば確かに彼は世間からそう思われてもおかしくない年齢になっていました。

“親の言う事をよく聞き、嫌がらずにお使いに行く真面目な優しい子”

というのはほんの一部のご近所さまの目だけであり、世間一般では中学生がタバコの自動販売機を操作しているのをけしていい目では見ないだろうとも思いました。

私も子供の頃によく父親のタバコを買いに走った口でした。その頃は全然気にもならなかったし自販機なんて物も無かったけれど、今の子供たちはそれが親孝行であれ許されない世間になってしまった様です。

どこでどうおかしくなったのか・・・。

「そうかそうだよな、今日からもう頼まないから、悪かったね、今までありがとな。」

そう言ってから自分で買いに行ったその日のタバコが私の最後の一箱になったのでした。

よし一丁禁煙でもして小遣いを貯めて・・・

そんな目論見は一切が夢物語に終わって今でも人生が煙に巻かれいる私に可愛かった頃の息子を思い出させてくれた記事でした。



2008年02月01日 by ぺんぎん隊 | 日日日日(ひびにちじつ) | | No Trackbacks |