その後,秋田,青森の山を歩いたり旅したりする度にその人の足跡にぶつかるようになる。根深誠氏の著書にも登場する『まぼろしの滝』を訪れた記録など興味深いものがある。
長野県内にも『菅江真澄』の研究会(同好会?)みたいなのがあって、やっぱり彼の著書に出てくる当時の場所探しが論議を呼んでいたりするようだ。
菅江真澄は江戸時代後期の紀行家で随筆家。1783(天明)年から旅に出て信濃,越後,出羽,津軽から蝦夷・松前にも渡り、名所・旧跡をたずねて各地の村々をまわった人。
真澄は旅先で目にした庶民の生活や習俗・伝承を書き留め、旅日記『真澄遊覧記』70冊余りを各地に残している。これらは各地の年中行事や庶民生活の実態を知ることのできる貴重な民俗資料でもあり、民俗学の祖である柳田國男も『菅江真澄伝』を著している。
真澄の真似をするつもりではないが、日本海の海岸線を歩いてみようと思っている。歩くってのは、ちょっと寄り道したり買い物に行くのも大変なので、自転車にしようかとも思ってたが、自転車が買えるのを待っていたらいつまでも出発できないのでまずは1歩踏み出すことが先かな・・・と。
学生時代に東北一周サイクルツアーをやった時、盛岡で『1週間前に青森を出て鹿児島を目指している』と言う学生のグループを追い越して負けたような気がしたことがある。おまけにその連中が大阪まで辿りついたのを広島の実家でTVで見て2度負けたような気がしていたので、やっぱり『歩く』ことにする。
柳田國男が太平洋岸の椰子の実の漂着場所の研究をしている。それを追って鹿児島から太平洋岸を北上する『椰子の実行脚・ココナツウォーク』というのも棄てがたいので両方織り交ぜて気が向いた方から始めようと思う。
出発点から順を追って歩くのが本筋だが,あっちこっちと飛んであとから間をつないでもいいかと思ったりしている。
第1弾は5月3日スタートで糸魚川から富山へ向かう。














