
12:35発,下山開始。北面は雪が多くアップシューズでの下りではえらい目に遭った。10分で稜線からの下りに入る。道はここで急勾配の男坂と幾分緩やかな女坂に分岐する。右手の急斜面を選んで下降。滑ってどうしようもないので林間の雪深い場所を敢えて選びズブズブと膝下まで埋まりながら一気に下る。

10分で大芝山方面の道を捨てて左折,谷筋を少し下ってから先行者の踏み跡を追って右手の小山をトラバースする。ここまですべりに滑って小枝や雪でむき出しの腕に無数の引っかき傷をつくりながらようやく雪のないところまで下る。
途中で先行の2人の女性に道を譲ってもらって小走りで下り、13:02,鉄塔を通過。13:13下山。

最後の鉄塔
堅石(郷原)工業団地付近からこ鉄塔が見えていた。
登山口は河原で、その流れの下流は堰き止められて小さなため池となっている。碧い水が美しい。『たまらずの池』と名づけられたその堰堤の法面に植栽されたフクジュソウがおりしも満開だが、碁盤の目のようにキチンと並べて植えられたフクジュソウには感慨が沸かない。
フクジュソウからカタクリ,シラネアオイ,ミズバショウまで植栽流行りである。先程の分岐点を女坂の方に下るとカタクリの群落にぶつかるそうだが、このカタクリも植栽で天然のものとは遺伝子が異なるらしい。
元々あったところに元々あった遺伝子のものを植えるのならともかく、どこの産か分からないものをやたらと山の中に植栽するのはいかがなものかと、花を愛でる前にそちらが気になってしまう。
因みに園芸種として売られているものはドイツ産のものがほとんどだそうだ。
この後,善知鳥峠に戻って一部が下車し、登山口に置いた車を回収した後,平出遺跡を見学して解散する。

フキノトウを刻む/徹底的に刻んで粉状にする

大町市ヴェルヴィルの彦さんから教わったフキミソをつくってみた。
フキノトウ200gは刻んでさらに刻んで粉状になるまで徹底的に刻む。彦さんには「ペースト状になるまで」と言われたが、そこまではとても出来ない!

鍋にサラダオイル大さじ2を引き、刻んだフキノトウ(200g)にフキノトウの量の2倍の味噌(400g),半量の砂糖(100g),5%の無塩バター(10g)を加え、炒めてよくなじませる。

並行して瓶詰め用の瓶を約10分煮沸消毒。両方が熱いうちに瓶に詰め、堅く蓋をする。こうすると両者が冷えていくにしたがって蓋が固く締まり、密閉される。
常温で半年は大丈夫だそうだ。

『境界線』3月山行は『霧訪山ハイキングと小野神社,善知鳥峠,平出遺跡めぐり』
霧が訪れる山と書く響きのよい名の霧訪山は、古くから雨乞いの山として崇められている。戦国時代ののろし台があった山だけに北ア,中央,南ア,八ヶ岳方面や松本平の見晴らしがよい。

小野神社/矢彦神社の御柱

麓の小野神社との関係が深く、雨乞いの時に武田勝頼が寄進した釣鐘を山頂に引き上げて一気に落としたと言われている。小野神社の社叢は憑(たのめ)の森と言い、県の天然記念物で18800の自然林に200種類の植物が自生。
近くの善知鳥峠は天竜水系と犀川水系の分水嶺。善知鳥(ウトウ=チドリ目ウミスズメ科)は北方の海鳥。
山行記録
霧訪山の登山路は南側の小野神社から登るコースと北側の下西条からの2つがある。今回は小野から登って下西条に下るために車を下西条に2台置いてから小野登山口に移動する。
10:10発。登山口を示す賑々しい横断幕の標識からいきなり鉄塔巡視路の階段登りとなる。霧訪山はマツタケを産する山で、登山道には沿ってロープが張りめぐらされ、登山道から1歩たりとも山に入らないようにと言う脅しめいた看板が随所にあって物々しい。実際に登山道でマツタケを見つけた人がいると言う話しもあった。
天候がよくすぐに暑くなる。10:35かっとり城址と言う標識だけの城跡に着いて10分の休憩。

10分休んで10:45発。道の両側の立ち木には木の名前を書いた札がかけられているが、それがみな漢字で書かれていてふり仮名がないと読めないようなものばかりだった。例えばソヨゴは『冬青』,リョウブは『令法』,コバノトネリコの『小葉〇〇』は漢字は見つからなかった。

次第に雪混じりの道となり、アップシューズでは滑って歩きにくくなる。

11:23登頂。あまり広くない山頂には数人の登山者がいて思い思いに展望を楽しんでいた。一点の雲も無く晴れ渡り最高の眺望。
霧訪山は標高1305mと決して高くはないが周囲に遮るものがなく、文字通り360度の大展望に恵まれた山で、霧が訪れる山と言う名前のよさとも相まって人気が高い。
初対面同士が和気藹々ムードであちこちを指差して山座同定に余念がない様子を見るとそれが頷ける。
珍しく山頂で1時間あまりを過ごし、ゆっくりと弁当を食べる。