
奇勝・継子落し/北アルプス展望の道
里山楽界『境界線』12月山行は、『郷土の道を歩く〜』と言うテーマだけ決まってコースは未定。早々に計画しなければならないのでじゅんちゃと一緒に明科と池田町の山道を中心に調査した。
池田町の東側に連なる東山丘陵の麓,日当たりのいい高台に池田町美術館とクラフトパークがある。ここを出発点に山ろく沿いに大町市の山岳博物館まで歩く約20kmの道は『北アルプス展望のみち』と称して、美しい日本の道・500選に認定されている。文字通りのアルプス展望コースで人気が高い。

田ノ入峠/継子落し

池田町の中心を南北に走って明科から大町に通じる通称『池田道』にある道の駅『池田ハーブセンター』から東山を見ると、尖がりコーンの先端に数本の松の木を乗せた奇怪なピークを見ることができる。これが『継子落とし』と言う奇勝である。『継子落とし』は滝山団地の東側から田ノ入峠を越えて田ノ入と言う小集落へ向かう途中にあって、すぐ足元から仰ぎ見ることができる。

田ノ入峠/クラフトパークへ続く道

継子落しのすぐ下を通って東山丘陵を登りつめると田ノ入峠と言う峠に達する。ここはクラフトパークから東山丘陵の稜線を辿るハイキングコースとの交差点でもある。
ここから北隣の斜面を登ると本当の継子落しを見ることが出来る。

そこは半径100mにわたってスッパリと切れ落ちた断崖の淵で、下を覗くと落差100mを超えようかと言うむき出しの斜面の先に潅木帯があり、そこからは沢となってはるか下方まで続いていて、その先にゆったりとした犀川の流れと周辺に点在する生坂村の集落を見ることが出来る。

先の尖がりコーンはその北の端あたりに位置する『継子落し』の象徴であって、その象徴的ピークの東側に展開する大きな崩落跡地全体を『継子落とし』と称するのである。小ピークの天辺に残る松の木の生えた土壌の層が崩落前の地表であり、そこから下が全部崩れてなくなったと言うことがよく分かる。
この小ピークを形づくっているのは岩のように見えるが、大きな礫のある砂のような脆い地質で、よじ登ろうとしてもボロボロと剥がれ落ちるので取りつきようがない。