北アルプス後立山連峰・常念岳を真正面に望む長峰山の東麓,矢の沢地区に畑を借り、野菜づくりを手がけてあしかけ8年になる。そこを第1農園とし、4年前にはそこから100mほど高い所に第2農園を借りた。
農園の名前は『あまってら農園』。『あまってら』を漢字で書けば『天平』である。『天=あま』のように高い所にある『平=たいら』な場所を指す『あまたいら』転じて『あまてぃら』から『あまってら』となったのであって、『あまっている』労働力,即ち『お年寄り』達のロートル農園と言う意味では決してない。
かつてこの地方では養蚕が盛んに行われ、矢の沢地区も桑畑が広がる丘陵であったが、養蚕業の衰退と共に桑畑は耕作放棄され、過疎化が進む中で荒れるにまかせたまま放置されてきた。
こうして40年あまりが経過した結果,日当たりのいい明るい丘陵だった桑畑にはニセアカシアが侵入・繁茂し、アカマツやコナラなどが加わってその樹高は20mに達して森林,あるいは密林と化している。
地主と言っても地元に住んでいる人は少なく、どうこうしようにも持ち主を探すことさえママならない現状の中,地元に住む地主さん達は何とかしようと懸命だが、年に1度薮を刈るのが精一杯で、それさえ手が廻らず手をこまねいていると言うのが実情である。
4年前,そう言う元々桑畑であった農地の、比較的条件のいい場所を『好きに使っていい』と言うことで借り受けることが出来、再開墾に着手した。















