暖かくて気持ちが良いのでのんびりと昼寝をしていると誰かがやって来ました。
「おーい、いるかーい?」と玄関で声を掛けるとお父さんが出て来ました。
訪ねて来たのはお母さんの叔父さんでした。
叔父さんはなにやら笹の葉で包んだものを取り出してお父さんに差し出しました。
「今掘って来たので少し置いていくから食べな、一回か二回は食べられるら」と言いました。
「食べられるら」というのは静岡の方言で「食べられるでしょう」という意味なんだそうです。
お父さんは中を見なくても何が入っているのかすぐにわかったようで「いやー、うれしいなあ。ごちそうさまです。」とお礼を言っていました。
叔父さんが帰った後で中のものを取り出して僕に見せてくれましたがそれは僕が初めて見る物でした。
お父さんに訊くと「自然薯」というものだと教えてくれました。
山の中に生えている天然の山芋なんだそうです。
スーパーとかで売っている山芋と違ってとても濃いのですり下ろしたものをだし汁やみそ汁で薄めないとかたまりになってしまって食べにくいのだそうです。
お父さんは今夜食べると言っていますが僕の分もあるのかなあ?
僕はお父さんの打ったおそばも大好きなので出来たら「とろろそば」にして食べてみたいなあ。

















