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  • ハンドルネーム: 木偶野呂馬
  • 性別: 男
  • 年齢: 66
  • 住所: 長野県 松本市
  • 所属クラブ:
  • 登録日: 2007年06月22日
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私の山行記録 新着

2008年06月28日
焼山 [ 2400.30m 妙高山・戸隠山周辺(新潟県・長野県) ]
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2008年03月09日
天狗岳 [ 2645.80m 八ヶ岳・筑摩山地(山梨県・長野県) ]
登山行程ルート表 登山高低差グラフ 山行日記+写真 (5) 5 山行フォトギャラリー (10) 10 登山ルート地形図(国土地理院) 登山ルート地図(グーグルマップ)
2008年02月17日
聖山 [ 1447.15m 八ヶ岳・筑摩山地(山梨県・長野県) ]
登山行程ルート表 登山高低差グラフ 山行日記+写真 (5) 5 山行フォトギャラリー (10) 10 登山ルート地形図(国土地理院) 登山ルート地図(グーグルマップ)

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イワナ・ヤマメ談議

 再び魚の話しに戻り、イワナとヤマメはどちらがうまいかという話しになった。
 小形,中本等と3人で東北の山を2週間歩いた時、焼石連峰の縦走を終えて夏油温泉に下り、そこから一関に向かうクシ−の中で運転手とその話しになったことがあった。その時運転手が、少しだけ食べるのならヤマメがうまい。けれど沢山食べるならイワナだと言った。イワナの味は飽きが来ないというのだ。私はその考え方が分かる気がした。
 それとは少し違うかもしれないが、私達が山で釣った魚を焼く時、すぐ食べるのならジュウジュウと油が垂れるくらいに焼いたところで食べる。この食べ方ではヤマメの方が断然うまい。けれど、焼いた魚を持ち歩く場合はおき火で水分も油もなくなるまで完全に焼き枯らして新聞紙に包む。こうすると夏でも3〜4日はもつのだ。こういう焼き方をするとイワナの方がうまい。
 薫製をつくるとヤマメはイリコみたいになってパサパサして旨みがないのに対してイワナは噛むほどに味が出るようになる。同様に焼くとまずいニジマスも薫製にするとうまくなる。
 ジュ−シ−に焼いたヤマメはうまいが一度に沢山は食べられない。それに対して、焼き枯らしたイワナはいくらでも食べられる。タクシ−の運転手が言ったのはそう言うこはないだろうか。主人も『イワナの方が味があるな』と言った。
 これはしかし、それぞれの魚に適した食べ方の違いを言っているのであって、どちらが旨いということの答えではない。どちらが旨いかという問題は、どちらが好きかということに関わっていて、つまるところその人の好みに帰するのだろう。
 小形は黙っていた(彼は必ずヤマメを先に食べる)が、彼の目は『どっちだっていい。まずは食べる魚を目の前まで持って(釣って)来ることが先決なのだ。』と言っていた。釣ってきた者の余裕であろうか。イワナは焼き枯らして明日食べることにする。
 こうして大平宿の夜は、予期せぬプレミアを伴って更けていった。

 絶対無音
 『旅館ではないから特別なことはできないよ。同じものを食べてもらうよ』と言って、出される料理は朴訥で飾り気のない遠慮のいらないものばかりで、それをまるで家族の一員でもあるかのように好き勝手にわいわい喋りながら食べて飲んで、眠くなったらそのまま寝てしまっもいいような居心地のよさ。
 その上に『よかったらここは30人くらいは泊まれるから使っていいよ』,『私達は毎週金曜日から日曜日まで来てるから寄って下さい。電話してからでもいいし、パッと来てもいいよ』とまで言ってもらった。小形も私もここがすっかり気にいってしまった。
 特筆すべきことは、私達に対するもてなしが客のための特別の演出ではなく、その人達のそこでの生活のありようそのものであると言うことである。それは私達を家族同然に迎え入れると言うことに他ならない。

 尽きない話しが何かの拍子に一瞬途切れ、座が静まり返る時がある。その時、誰もがじっと火を見つめ、静寂が人々の心を一つにつなぐ。誰もがこの夜の出会いを忘れまいと思う。そういう時に誰かがアクビをしたりすると、それを潮に『もう休もうか』となり、楽しかった団らんも心を後に残しながら終わりを迎える。大平宿での思わぬ出会いのぬくもりを心に刻み込んで床に就く。
 静寂とは必ずしも音のない世界ではない。かすかな葉擦れの音とか、柱がきしむ音、時おり屋根をたたく木の実,虫の音,正体不明の音・・等々,そういう純粋な音がかえって静寂の深さをきわだたせる場合がある。けれど、この夜の大平宿はどこまでも無音であった。




2008年03月21日 by 木偶野呂馬 | General |

コメント

2008年03月22日, 19:35 548 wrote: | No Trackbacks
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こんばんは、賢パパです。

なるほどこういう比べ方もあるのですね。

おっしゃるとおり、じゅうじゅう油がしたたっているのならヤマメの方が好きですが焼き枯らしたら岩魚の方が良いですね。

同じような事を骨酒で比べたことがありますがヤマメの骨酒は全然ダメでした。

2008年03月25日, 04:22 1187 wrote: | No Trackbacks
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 コメント有難うございます。このところの重さで投稿はおろか、開くこともなかなかでした。
 私は酒はたしなまないので分からないのですが、骨酒もやはりイワナの方がいいですか・・。青竹で燗をすれば益々よろしいとか・・。
 釣った魚は骨まで愛して全部頂くと言うのがいいですネ。命を頂く以上はこうありたいものです。

2009年08月03日, 15:04 犬ハッピー wrote: | No Trackbacks
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岩魚とアマゴの旨みの違い、納得しました。熱々を塩焼きならアマゴ、燻して新聞に包んで冷蔵庫で保存、時々出してむしって食べるなら岩魚に限ります。アマゴは燻す脂が落ちてとボソボソになっちゃうから、確かに保存向きではないですね。だから、骨酒も岩魚かカジカなのでしょう。

2009年08月14日, 03:37 1187 wrote: | No Trackbacks
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 犬ハッピー様 コメント有難うございます。こちらのブログからはすっかり遠ざかってしまい、レスが遅くなりました。
 日頃からイワナをふんだんに食べているわけではなく、ささやかな体験に基づくものなので私の感想は独断・偏見を免れませんが、同じような感想をお持ちの方が複数おられることが分かり、あながち間違ってはいないようだと思いました。
 そのイワナの焼き枯らしともしばらくご無沙汰ですが、シーズン中に一度は竿を出したいものです・・。

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